岡山理科大学 受験情報サイト

私の成長ストーリー(大学院)小林 卓巳 さん

工学研究科博士課程システム科学専攻
(現:理工学研究科博士課程(後期)システム科学専攻)

小林 卓巳 さん
  • 工学研究科 博士課程 システム科学専攻(現:理工学研究科博士課程(後期)システム科学専攻)
    2025年3月修了
  • 秋田県立大学 システム科学技術学部 知能メカトロニクス学科 特任助教

モチベーションを維持しながら問題を解決する力をつける


2026/09/28 更新
大学院入学前はどのようなことに関心をもって岡山理科大学大学院に入りましたか?
私が岡山理科大学大学院に進学したきっかけは、指導教員の言葉と、日頃の研究ノートづくりでした。
学部4年生の頃、私の研究テーマは「ほぼゼロの状態」からスタートしたため、当初は何もかもが手探り状態であり、私は挫折していました。その際、指導教員(赤木先生)から「今は真っ暗闇の中を進むような感じだと思うが、ライトを照らしながら少しずつ着実に進んでいけば、必ずどこかでヒントや全体的なカタチが見えてくるよ。途中で気づいたことは、その都度メモしながら進んでみなさい。」とのアドバイスとともに、1冊の研究用ノートを貰いました。
そこで私は、毎日1つ「~を検証するために、今日はこれを行う」という検証テーマと計画を立て、その研究結果と課題点、重要な考察を詳細に(イラストも含めて)ノートに記録する習慣をつけました。特に、その日の計画は小さくてもよいので「今日確実にできるもの」を選択し、研究ノートは「今後の自分が見ても確実に分かるもの」を意識して作成しました。研究に行き詰まった時は、その研究ノートを見返して軌道修正していました。
そうして研究ノートをつくりながら研究を進めていくうちに、「コツコツ積み重ねながら、新しいものを生み出すことは面白い」と感じるようになり、自分の研究テーマをさらに追求したくなり、岡山理科大学大学院に入りました。当時を振り返れば、あのとき、赤木先生から受け取ったアドバイスとノートが前に踏み出すための光(導き)になっていたのだと思います。
大学院入学後で特に印象に残っている岡山理科大学での学びはどのようなものですか?
大学院で研究をしていた頃から、「ゼロ段階から動くものをつくる」のは、本当に大変であることを痛感しました。思いもよらない課題がたくさん生じますし、大抵は失敗続きであるため、度々心が折れそうになりました。そのようなとき、赤木研究室の先生や先輩たちは、私と一緒に問題について考え、解決できるよう導いてくれました。また、私はそこで得た重要な学びを毎日研究ノートに書き留め、研究で行き詰まる度に読み返していました。
私にとって、特に印象に残っている学びとは、「研究成果の中でも、そこにたどり着くまでの過程(失敗から学んだこと、問題解決のためにとった行動、どのようにストレスコントロールをしてきたか)が最も重要である」ということです。岡山理科大学大学院、特に私の所属していた赤木研究室(現:理工学研究科)ではその大切さを常に教えてくれる場でした。
その学びをいかして出すことができた成果や成長の実感について教えてください。(就職先でのことなど)
大学院時代を振り返れば、ものづくり教育を通じて「学生たちのモチベーションを維持しながら、自主的に解決できる課題」を与えてくれた赤木研究室の先生、先輩たちの存在があったからこそ、どんなに行き詰っても自身の研究を継続できていたのだと思います。また、私自身も大学院時代、特に博士課程では研究の傍ら後輩たちを指導する経験もさせていただきました。問題に直面した学生がモチベーションを維持しながら問題解決できるよう課題を設定することの難しさも痛感しましたが、この経験がきっかけで、私も将来、大学教員として少しでも多くの学生たちに希望を与え、導いていく存在になりたいと強く思うようになりました。
現在、私は秋田県立大学の特任助教として、研究と学生指導を行っています。大学教員の立場になると、より大きな困難に度々直面しますが、自分自身の力でなんとか乗り越えられるようになりました(学生時代の頃の自分では、今の問題は自己解決できなかったと思います)。これも、大学院時代に経験した学びが活きているためだと実感しています。
今から振り返ると、ワクワクに目覚める前の自分はどういう状態でしたか?
研究を始めて間もない頃の自分は、研究に対する不安が多く、チャレンジのために一歩踏み出す力も弱かったと思います。また、問題に直面した際のストレスコントロールもうまくできない状態でした。
一覧にもどる