2025年4月新設(認可申請中) 本ホームページ掲載の設置計画は予定であり今後変更する場合があります。
実践的な学問と技術を学び、
サイエンスマインドあふれる医療技術者
(臨床検査技師・臨床工学技士)を養成する。
本学科では、生命科学の基礎をしっかり固め、実践的な学問として臨床検査学・臨床工学を体系的に学ぶことにより、EBM(Evidence-Based Medicine:根拠に基づく医療)を理解し実践できる力を培います。必要な科目を修得の上卒業することで、臨床検査学コースでは臨床検査技師、臨床工学コースでは臨床工学技士の国家試験受験資格を取得できます。
学ぶ領域・分野
[臨床検査学]
医師または歯科医師の指示のもとに、採血や心電図などさまざまな検査を実施し、診断や治療の基礎となるデータを導き出す臨床検査。生命科学と基礎医学を基盤として、臨床検査を実施する上で必要となる知識と技術を学び、「臨床検査技師」の国家資格の取得をめざす。
[臨床工学]
基礎医学や基礎工学を基盤として、生命維持管理装置や各種治療に関わる医療機器の知識・操作技術を学内実習・臨床実習を通して習得し、命を支えるエンジニア「臨床工学技士」の国家資格の取得をめざす。
4年間の学びの流れ※
Student’s Voice
樫本 梨世
徳島県立徳島北高校出身
医学を学ぶ基礎を固める
一般教養科目と基礎科目をオンライン授業で
臨床検査学コースを選択
私たちの体を作る細胞に興味があり、臨床検査技師になる夢を叶えるために入学。コロナ禍のため1年次はテスト以外ほぼすべての講義がオンライン授業でした。一般教養科目と基礎科目がメインでしたが、高校の時と比べると専門用語がぐんと多くなったと感じました。楽しかったのは「アサーティブコミュニケーション」という授業。グループワークがメインの授業で、他学部の友達ができるきっかけにもなりました。
臨床検査技師に必要な応用科目を履修
国家試験に直結する授業で専門的な知識を養う
「血液検査学」「生理検査学」など、専門的な授業が一気に増えました。その分試験も難しく、試験前はよく図書館で友達と閉館時間まで勉強していました。これまでとは比べ物にならないくらい勉強に集中し始めたのが2年次です。一方で、一般教養科目の学生スタッフとなり、授業のサポートやファシリテーターをするという新たな挑戦もしました。この活動で話す力、聴く力、周りを見る力が身についたと思います。
臨床検査技師に必要なスキルを修得
週3回の実習とレポート
怖いものがなくなった
3年次になると実習が週3回もあり、実習レポートに追われる日々でした。2年次の座学で学んだことも、実際の機器を使って実験すると予想外の結果や新たな発見がありました。講義もより専門的になり、レポートと試験勉強が重なる時期はもう大変。「あの日々を乗り越えたんだからもう怖いものはない」と思えます。3年の後期から始まるゼミは、国家試験対策を考えてゼミを選びました。
卒業研究と国家試験に向けての実習
病院実習に試験勉強、卒業論文と大充実
4年次になってすぐ、国家試験で出題される科目ごとに学内試験が週1ペースで始まりました。それと並行して卒論も進行。脳疾患に関わる研究をしています。勉強と卒論の両立は大変でしたが、私にとっては研究が試験勉強の息抜きになり、楽しくもありました。夏休みには約1か月病院実習にも参加。自分が理解できていないことに気付いたり、理解がより深まったりして、たくさんの学びを得ることができました。
※在学生は、前身の理学部臨床生命科学科の学生です。医療技術学科の内容に基づき表記しております。