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生物地球学科

生物地球学科

 

学びの対象は恐竜から宇宙まで。
フィールドワークでその謎を探る。

本学科では、動物・植物の生態や自然現象、考古学など地球をとりまくすべてが学びの対象です。さまざまな分野を横断的に学べ、「植物・園芸学」「動物・昆虫学」「地理・考古学」「地球・気象学」「天文学」「恐竜・古生物学」の6コースを用意。フィールドワークで観察し、手で触れて調査し、実験や体験から得られた情報の分析を通して、学生自身が課題を発見して解決を図る能力を育成します。資格取得のバックアップにも力を入れています。

YouTube キャンパスウォーク+模擬講義
※2021年度作成の動画です
デジタルパンフレット
生物地球学科

学ぶ領域・分野

[植物・園芸学]

細胞遺伝学、系統進化学、生態学など幅広く植物学を学ぶ。園芸学では園芸作物や観賞植物について学ぶ。

[動物・昆虫学]

水生脊椎動物や昆虫についての生態学、行動学、生理学、環境動物学などを学ぶ。野外調査と室内実験で研究を進める。

[地理・考古学]

自然や社会について地図をいかして分析する地理学や、遺跡を分析する考古学を学ぶ。遺跡発掘や測量も実施。

[地球・気象学]

気象学、地質学、鉱物学など地球科学の知識と技術を身につける。自然災害やヒートアイランド現象のメカニズムも学ぶ。

[天文学]

天文学を基礎から広く学ぶ。講義で天体の知識を深め、測光や分光の観測実習を行い、天体からの光の情報を解析する。

[恐竜・古生物学]

野外での化石発掘調査を基本に、実物標本による古生物学、古脊椎動物学、比較解剖学、地質学、堆積学などを学ぶ。

4年間の学びの流れ

1年次

各分野への興味を育て、基礎学力を強化

基礎科目を通じ、植物・園芸学、動物・昆虫学、地理・考古学、地球・気象学、天文学、恐竜・古生物学の概要を習得。基礎学力を伸ばしながら、コンピュータを用いた情報解析も学びます。

2年次

専門科目を中心に知識を増やす

専門科目と、実習中心の選択必修科目を選択し、各系統の知識と分析技術を深く学びます。フィールドワークを体験する選択科目では、データ解析、レポート作成にも取り組みます。

3年次

コースに分かれて専門科目で応用力を身につける

進路や興味に応じて6つのコースから1つを選び、より専門性の高い知識や技術を習得します。必要な科目を履修することで学芸員の資格を取得できます。

4年次

研究室を選び、卒業研究に取り組む

研究室を選んで所属し、卒業研究に取り組みます。フィールドワークや研究を通して知識を深め、自ら考えることや工夫を重ねることで将来にいかせる経験を積んでいきます。

カリキュラム(専門教育科目)

選択科目 選択必修科目 必修科目

  1年次 2年次 3年次 4年次
基礎科目 生物地球概論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
野外調査法実習Ⅰ

生物科学概論Ⅰ/園芸学概論
考古学概論Ⅰ/地理学概論
地球科学概論Ⅰ/天文学概論Ⅰ
エコ・ツーリズム技法
インターネット
情報リテラシー
野外調査法実習Ⅱ
生物科学概論Ⅱ/考古学概論Ⅱ
地球科学概論Ⅱ/天文学概論Ⅱ
古生物学概論
生物学実習
地理考古学基礎実習
天文地学実習

コンピュータプログラミング
応用統計学
天文・地球気象学のための数学Ⅰ・Ⅱ
人類学概論 卒業研究Ⅰ・Ⅱ
専門科目 植物・園芸学科目   細胞遺伝学/植物系統分類学
植物生態学植物形態学
系統地理学/植生学/資源植物学
植物園芸学実習
動物・昆虫学科目   自然史研究法/動物行動学
環境生理学/昆虫科学
動物生態学
昆虫生理・生態学/進化生態学
水圏生態学
環境動物学/島嶼生物学
動物学実習
地理・考古学科目 歴史学 環境考古学/考古科学/日本地誌
自然人類学/日本考古学
先史考古学/人文地理学
自然地理学/東アジア考古学
欧米考古学/技術考古学
地域統計学/考古地理学
世界地誌/地理考古学実習
地球・気象学科目   防災気象学環境気象学/地質学
鉱物学/天気図解析/地質図学
地球化学/地球システム科学
地震学/水理学
砂防学/測量地理情報システム
大気物理学/気象予報の流体力学
土木地質学/土質・岩盤力学
地学実習
天文学科目   天文学史/天体力学 天体物理学Ⅰ・Ⅱ
天文データ解析/天文観測実習
恐竜・古生物学科目   恐竜学Ⅰ/古環境学
動物系統学/古脊椎動物学Ⅰ
恐竜学Ⅱ/古生態学/古哺乳類学
堆積学/古脊椎動物学Ⅱ
古生物学実習
上級科目   生物地球特別講義Ⅰ・Ⅱ 野外博物館実習A(植物)
野外博物館実習B(動物)
野外博物館実習C(地理考古)
野外博物館実習D(地球気象)
野外博物館実習E(天文)
野外博物館実習F(恐竜古生物)
専門英語Ⅰ・Ⅱ
 
専門関連科目 物理学基礎論Ⅰ・Ⅱ
物理学基礎実験
化学基礎論Ⅰ・Ⅱ
化学基礎実験
   
※卒業には124単位を修得(うち基盤教育科目より34単位)が必要です。
履修モデルはこちら

研究室紹介




 

Student’s Voice

在学生(4年生)

横田 将吾
広島県 崇徳高校出身

入学後に魅了された昆虫の世界。 実験結果が楽しみです。

 動物園や水族館で生き物に触れあうことが好きで、生物地球学科に進学。当初は魚に興味があったのですが、中村先生の昆虫の授業を受け、その魅力にひかれて昆虫生理生態学研究室に。今取り組んでいるのは「タングステン酸アンモニウム塩を含有した溶液に対するチャバネゴキブリの忌避反応の効果と持続性について」。先輩から引き継いだ研究で、持続性を継続して実験しています。もうすぐ維持効果の2か月目を実験するので、その結果を楽しみにしているところです。

 入学時点で専門分野を絞る必要はなく、1,2年生の間に生物に関して幅広く学べるのが生物地球学科のいいところ。そこから興味のあることを見つけて研究することができます。また、チームワークが大切なフィールドワークが多いため、強調性が身につきます。就職の際、フィールドワークの経験豊富な人材が重要視されることも多いそうですよ。