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恐竜学科 2025年4月新設(開設予定)

恐竜学科 2025年4月新設(開設予定)

古生物学や地質学に生命科学の視点を融合させ
新たな恐竜学を切り拓く。

恐竜に代表される絶滅した脊椎動物の理解には、生物学や地質学の幅広い知識が必要です。本学科では、古生物学や地質学を基礎とし、生命科学の視点を取り入れた新たな恐竜学の確立をめざします。多様な実習やフィールドワークを通じて、生物多様性や地球表層環境の変化など、現代社会の諸課題を認識し、その解決を図る能力を育成します。

デジタルパンフレット
恐竜学科

学ぶ領域・分野

[恐竜学関連科目]

近年発展の目覚ましい恐竜類を中心とした教育研究領域。化石発掘や野外調査などのフィールドワークを通じて実物の恐竜化石標本を活用し、最新の恐竜研究を中心とした多様な研究分野・手法に基づく総合科学としての恐竜学を学び研究を進める。

[パレオバイオ関連科目]

化石の生物学的意義を追究するパレオバイオロジー関連分野。生物の進化を分子レベルで研究するミクロから地球規模のマクロスケールの生物学的視点を取り入れた恐竜・古生物学分野の教育を行い、絶滅した脊椎動物についての新たな学問領域を学ぶ。

[古生物学関連科目]

化石標本全般を対象とした教育研究領域。古生物学や地質学を中心に、分野を横断する多様な学問領域を学び、古生物の謎にアプローチするさまざまな視点や手法を身につけ、地球環境の変遷と生物進化を読み解く力を養う。

4年間の学びの流れ

Student’s Voice

西村 玲
岡山県立津山高校出身

1年次

自然科学と古生物学の基礎を学ぶ

自然科学を広く学びながら興味や新たな視野を拡大!

「生物地球概論」「モンゴル恐竜学概論」「古生物学概論」では、自然科学や古生物学の基礎を幅広く学びます。恐竜だけではなく、生物の進化やその多様性を学び、新たな視点を持つことで自分の興味を広げることに役立ちます。1年次の「古生物学基礎実習I」では、フィールドワークも始まります。専門的に学ぶ上での知識や技能を身につける基礎的な実習はとても楽しいものです。

2年次

専門科目で知識や技能を修得

専門的な知識の獲得と実体験で学びを深める

自然科学分野の学びを継続しながら、「古生物学のための基礎病理学」や「博物館標本作成法」など、より専門的な知識を身につけます。2年次の「古生物学基礎実習II」では本格的な野外実習を行い、フィールドで古生物学や地質学に触れ、生物進化に対する理解を深めることができます。この時期、個人的にも各地の博物館をめぐり、自主的にレポート作成を行いました。

3年次

研究活動の基礎を学ぶ

実践的フィールドワークで研究の進め方を身につける

3年次では、専門的な実習である「モンゴル発掘エクスカーション」「解剖組織学実習」「比較形態学実習」の中から選択して、野外での化石発掘や、生物学的な視点を取り入れた各種実習を行います。また「恐竜学博物館実習」「恐竜学博物館演習」「恐竜古生物学ゼミナール」などの上級科目では、博物館活動や古生物学研究の最前線などについて学び、知識と経験を深めます。

4年次

卒業研究を通して学びを統合

卒論完成に向けて調査と分析
研究成果をまとめあげる

卒業のための単位に加えて学芸員資格のための単位も修得し、4年次では研究者をめざして大学院へ進学するために、多くの時間を卒業研究に費やしました。ゴビ砂漠の地層から産出した恐竜の歯化石を対象に、歯に含まれる鉱物を分析し、化石化の年代を調べています。研究は試行錯誤の連続ですが、今までの学びに基づいて探究する過程を楽しんでいます。

※在学生は、前身の生物地球学部生物地球学科恐竜・古生物学コースの学生です。恐竜学科の内容に基づき表記しております。