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機械システム工学科

機械システム工学科

 

十分な基礎知識と応用力を身につけ、
めざすは世界に通用するエンジニア。

今日の産業社会では、十分な基礎力と応用力を身につけて常に工業製品の技術革新を意識し、国際的に活躍できる機械システムエンジニアが求められています。そのためには、機械工学の基礎となる学問の修得や工業製品を設計・開発できる実践力、またそれに必要なコンピュータの利用技術が必須となっています。本学科では、「高等機械システム(MS)コース」でJABEE※により世界基準による認定を受けるなど、こうした実力を充分に培ったうえで創造力にあふれ、人と自然に優しいエンジニアを養成しています。

デジタルパンフレット
機械システム工学科

学ぶ領域・分野

[機械工学]

機械工学技術の基礎原理と応用を体系的に学修。4つの柱となる熱力学、機械力学、流体力学、材料力学を基礎として、生産工学や機械設計などの「ものづくり」に直結する技術や、開発に必要な技術計算能力、設計に必要な製図能力を身につける。科学技術倫理についても学び、社会に貢献できる技術者の能力と心を養う。

[航空・宇宙工学]

航空・宇宙分野における最先端の技術を修得。機械工学の基礎技術を身につけたうえで、航空機やロケットまわりの高速空気力学、ジェットエンジンやロケットエンジンの動作原理、航空機の材料力学や運動力学について学び、さらに受動的歩行ロボットの製作も行う。航空・宇宙分野のほか、すべての製造業に通じる基本的な考え方を学ぶ。

4年間の学びの流れ

Student’s Voice

太田 楽
北海道立釧路湖陵高校出身

1年次

高校の学びから大学の学びへ

数学や物理学を復習しつつ
新たに工学分野の基礎を修得

小学生の頃から自動車に興味があり、将来は自動車関連の企業で働きたいという思いがあったため機械システム工学科に入学しました。4年間の学びの土台となる数学や物理学などの基本的な知識に加え、設計に必要な機械製図の技術や加工学を学びました。特に加工学の授業は、大学の工学分野に一歩踏み込んだというワクワク感がありました。先生の丁寧な指導のおかげで、機械工学の全体像をつかむことができたと思います。

2年次

知識学習から実践的な学びへ

機械に触れて工学分野のイメージを具体的につかむ

工業高校出身でないため、加工学実習で初めて溶接などの「加工」を経験しました。将来、実際に加工に携わるような職業に就くわけでなくても、身をもって体験することで、ものづくりに必要な考え方が身についたと思います。また、1年次に学んだことを実地で確認できる良い機会にもなりました。また、機材に慣れておくことで、次年度以降に始まる実験に抵抗なく取り組むことができたと思います。

3年次

卒業研究を見据え専門領域を学ぶ

実験の基礎を学び、自身の興味のある分野を見極める

専門科目を学び、卒業研究に向けた準備を進めます。機械工学実験では、それぞれの研究室の実験内容を体験することができ、研究室選びに役立ちました。1・2年次までは教わることが多かったですが、実験となると自分たちで考えることが多く、また学生同士の共同作業も増えるため、より深い学びとなりました。そうした3年次までの学習の中で、計測や制御に興味を持ち、研究室を選択しました。

4年次

専門的な研究を自主的に進める

これまでの学びをいかし新たな技術の開発をめざす

卒業研究では、走行中の車両の重量を正確に計測するための技術開発をめざし、日々実験を行っています。目的は一つですが、結果に至るまでの方法はいくつもあるため、計測装置の仕組みやデータの処理方法など、考えることは多いです。実験機材に誰よりも触れ、主体性をもって取り組んでいると自負しています。大学院で引き続き研究し、将来は自動車関連の企業で学んだ知識をいかしていきたいです。

カリキュラム(専門教育科目)

選択科目 選択必修科目 必修科目

  1年次 2年次 3年次 4年次
基礎科目 共通 微分と積分線形代数
機械数学微分方程式
基盤物理学Ⅰ・Ⅱ/基盤物理学実験
力学Ⅰ・Ⅱ
数学基礎/力学基礎
フーリエ解析   卒業研究Ⅰ・Ⅱ
専門科目 共通 コンピュータ基礎機械製図Ⅰ・Ⅱ
計測工学

機械工学セミナー/加工学Ⅰ
機械材料
情報リテラシー
加工学実習材料力学Ⅰ・Ⅱ
マテリアルサイエンスⅠ・Ⅱ
熱力学Ⅰ・Ⅱ
流体力学Ⅰ・Ⅱ
機械力学Ⅰ・Ⅱ
自動制御Ⅰ
機械要素Ⅰ・Ⅱ
加工学Ⅱ
/数値計算
機械工学実験Ⅰ・Ⅱ
熱と流れ/機械設計学
自動制御Ⅱ
機械(ME)
コース
  メカトロニクス CAEⅠ/創造PBLⅠ
機械のデザイン
エンジン工学
CAD/CAM
弾塑性力学の基礎
航空・宇宙
(AS)コース
  航行運動学 CAEⅡ/創造PBLⅡ
航空宇宙材料の力学/航空流体力学
ロボット工学
高等機械
システム(MS)
コース
  上記2つのコースの科目から選択可能 機械のデザイン
CAEⅠ・Ⅱ
創造PBLⅠ・Ⅱ

その他、上記2つのコースの科目から選択可能
※卒業には124単位を修得(うち基盤教育科目より34単位)が必要です。
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研究室紹介