私の成長ストーリー(大学院)下岡 綜 さん
工学研究科博士課程システム科学専攻
(現:理工学研究科博士課程(後期)システム科学専攻)
- 下岡 綜 さん
- 工学研究科 博士課程 システム科学専攻(現:理工学研究科博士課程(後期)システム科学専攻)
2020年3月修了 - 岡山大学 学術研究院環境生命自然科学学域 准教授
- 工学研究科 博士課程 システム科学専攻(現:理工学研究科博士課程(後期)システム科学専攻)
異分野への応用を視野に、大学病院との医工連携を実現

2026/08/20 更新
- 大学院入学前はどのようなことに関心をもって岡山理科大学大学院に入りましたか?
- 修士課程を修了後に企業に就職しましたが、学生時代に岡山理科大学で経験した“自由な発想で研究を進めていく”姿勢の面白さが忘れられず、社会課題の解決だけでなく、自身のアイデアで新たなモノづくりに挑む研究者を目指そうと考え、岡山理科大学大学院博士課程に入学することを選びました。
- 大学院入学後で特に印象に残っている岡山理科大学での学びはどのようなものですか?
- 博士課程では、モノづくりに留まらず異分野への応用(医療・福祉工学)を視野に入れた研究に取り組み、自ら大学病院との医工連携を実現しました。指導教員(赤木徹也教授)から医工連携の基礎を学びながら課題解決に向けて開発を重ねる中で、技術の性能だけでなく“実際に使う医療従事者・患者の視点をもったモノづくり”が現場で求められると痛感しました。この経験があって現在取り組んでいる新たな医工連携に活かせているものと実感しています。
- その学びをいかして出すことができた成果や成長の実感について教えてください。(就職先でのことなど)
- 現在は、所属機関の大学病院でリハビリテーション科・放射線科の2つの医工連携に取り組み、現場の課題解決に向けたロボットの開発と社会実装を進めています。技術を研究するだけでなく、“異分野の相手と信頼関係を築き、共通の目標に向けて進める力”がこれまでに身についたと実感しています。文化や考え方の異なる研究者・医師との連携は難しいといわれますが、互いの長所を尊重し、「課題を解決したい」という思いを共有することで、実際に連携を継続・前進させています。こうした成果こそ、博士課程での経験があってこそだと感じています。さらに、開発だけでなくトップジャーナルへの投稿にも挑戦し、新たな技術の発展にも貢献しています。
- 今から振り返ると、ワクワクに目覚める前の自分はどういう状態でしたか?
- 博士課程の初期では、ただ研究して、ただ論文を執筆するような一般的な活動しかしていなかったように思います。医工連携の本質も理解しておらず、自身の技術でどうにかなるものだと考えていました。