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私の成長ストーリー片岡 祐美 さん

医療技術学科(旧 応用物理学科)

片岡 祐美 さん山口県立山口中央高等学校 出身
2018年度卒業/医療法人徳洲会 宇治徳洲会病院

医療機器による多くの実験授業や実習はそのまま現場につながる

入学前はどのようなことに関心をもって岡山理大に入りましたか?
医療職種に憧れがあり、その中でも比較的新しい職種である「臨床工学技士」に興味をもちました。だんだんと調べていくうちに、医療と工学は密接的な関係であることを知り、工学の基礎である物理から詳しく学びたいと思い、岡山理大に進学しました。
入学後で特に印象に残っている岡山理大での学びはどのようなものですか?
生体機能代行装置学実習や治療機器学実習では、臨床現場で使用されている医療機器を使用して、装置の原理や特徴、治療モードなどを詳しく学ぶことができました。透析回路やECMO回路を使用して時間内に正しく組み、プライミングするテストはかなり思い出に残っています。その経験は、現在実際の業務で生かすことができています。
その学びをいかして出すことができた成果や成長の実感について教えてください。
実験や実習レポートの目的や考察などを基礎から指導していただいたことが、現在、臨床現場や学会発表などで生かされています。岡山理大では多くの実験授業があり、楽しく学べたことは意欲が湧くきっかけになったと思います。卒業時には、日本臨床工学技士会理事長賞奨励賞を受賞することができ、頑張ってきてよかったと実感しました。
今から振り返ると、ワクワクに目覚める前の自分はどういう状態でしたか?
臨床工学技士の仕事内容を明確に知りませんでした。授業や実習で新しい医療機器に出会うたびに、これはなんの機械だろう? と思っていたぐらい知識は皆無でした。
後輩へのメッセージをお願いします。
臨床工学技士は「いのちを支えるエンジニア」として医療機器を通じて、安心・安全な医療を目指している職種です。生命維持管理装置をはじめとする多種多様な医療機器の操作や保守点検が主な業務となります。私は、現在、病院で手術室業務や透析業務、不整脈デバイス業務に従事しています。自分が担当した患者さんが退院し、普段の生活に戻れていることを知ると大きなやりがいを感じます。岡山理大での学生生活は、授業、実習、実験、国家試験勉強に追われていましたが、その分、アルバイトやサークルなどでリフレッシュしながら学習に励めていたと思います。楽しかった4年間は未だに思い返すほど、かけがえのないものです。今だからこそできる学びや発見、新しい友人との出会いを大切にしてください。「これがしたい!」という主体的な姿勢を大切にして、岡山理大のさまざまなサポートを活用して、学生生活をより充実させてください。
 
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