岡山理科大学 受験情報サイト

私の成長ストーリー前田 環 さん

物理学科

前田 環 さん熊本県熊本マリスト学園高等学校 出身
4年生

ブラックホールの謎と人の輪の重力に引き寄せられて成長!

入学前はどのようなことに関心をもって岡山理大に入りましたか?
高校で素粒子などの理論物理に触れ、目に見えない世界の仕組みを数式で追う面白さに強く惹かれました。同時に、日常生活から得られる身近な現象が理科実験などを通じて理論とつながっていると実感したとき、抽象的な数式が現実世界と確かにつながっていることに感動しました。こうした物理の奥深さと知的探究の面白さをもっと学びたいと思い、岡山理大への進学を決めました。
入学後で特に印象に残っている岡山理大での学びはどのようなものですか?
大学生活では、「人とのつながり」が学びを深める原動力になりました。
私は、「いろんな人と関わること」を大学生活の軸とし、教職課程・IB課程・リーダーシップ養成課程に参加しています。好奇心のままに活動する中で、多様な価値観に触れ、「自分の見方が、実は1つの視点に過ぎなかった」と気づかされ、自分の学びや姿勢を大きく変えるきっかけになりました。学科内でも、学年や立場を超えた交流の場が学びを広げ、深めてくれていると実感しています。
現在、宇宙に関する理論研究を行う研究室に所属しています。この大学には、担当の先生だけでなく、ほかの先生方も親身に寄り添ってくださる温かい環境があり、自分のペースで学習を深めることができています。やればやるほど理解が進み、結果が見えることで、得られる達成感は他では味わえない特別なものです。
その学びをいかして出すことができた成果や成長の実感について教えてください。
気になったら動く、誘われたらとりあえずやってみる、そんなスタンスで過ごしているうちに、少しずつ「自分にできること・やってみたいこと」が見えてきました。失敗や戸惑いもありましたが、そのたびに周囲に助けられ、少しずつ視野も広がり、物事に向き合う姿勢も変わっていきました。
ブラックホールの謎に挑みながら、人の輪の重力に吸い寄せられ・・・気づけば、どちらも全力で楽しんでいました。ゼミも授業も活動も、関わる「あの一瞬」が少しでも価値あるものになるように、自分から動けるようになったこと、それが一番の成長だと感じています。
 
今から振り返ると、ワクワクに目覚める前の自分はどういう状態でしたか?
今と同じく「面白そう」と思ったら動いていましたが、当時と今を比べると、その面白さを深く味わう余裕や視点に大きな違いがあると思います。
後輩へのメッセージをお願いします。
気になったら飛び込んで、出会いや経験には「感謝」を忘れず。いまこの瞬間を心から楽しんでください。挑戦を続けた先には、きっと自分でも驚くような成長が待っています。
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