私の成長ストーリー赤木 辰伎 さん
- 赤木 辰伎 さん岡山県立岡山城東高等学校 出身
- 2022年4月飛び級で岡山理科大学大学院 マネジメント研究科/株式会社ベリサーブ
岡山理大でしかできない経営とデータサイエンスの融合、国際会議へも

- 入学前はどのようなことに関心をもって岡山理大に入りましたか?
- 入学前は、漠然とこれまでに習ったことのない、触れたことのない学問を学んでみたいと考えていました。当時いろいろな学問を調べていくなかで、経営学は、実はとても身近な学問であることを知り、興味関心をもちました。
- 入学後で特に印象に残っている岡山理大での学びはどのようなものですか?
- 学部3年生での演習科目「イノベーション・ラボ」です。これは、企業とコラボしてリアルなビジネスにおける本物の課題解決を体験する授業です。当時、私は8つあるラボのうちの「データサイエンスラボ」に所属していました。データサイエンスラボは、他7つのラボと異なり、学外からの要望等へ対応していくのではなく、学内から積極的に外に出ていく形で活動をしていました。具体的には、企業さんから提供されるデータの分析を競う公開型のデータ解析コンペなどに参加し、そこで提示された、あるいは自ら発見した課題について実データの分析を用いて解決を目指す、というものです。そこでは、データ分析の機会はもちろん、PowerPointなどのツールを用いた資料作成や学外の人の前での発表機会があり、社会に出たときにも役立つよい経験になったと、印象に残っています。また、大学院に進学すると、そういったことに挑戦できる機会がさらにあるので、研究や発表を通じて、より多くの学びを得ることができます。
- その学びをいかして出すことができた成果や成長の実感について教えてください。
- イノベーション・ラボの活動の一環として参加した「岡山県統計グラフコンクール」では、「パソコン統計グラフの部」で最優秀賞を受賞し、その後、全国コンクールにも進出できました(写真左:グラフポスタ―制作・検討中)。全国では佳作という結果でしたが、コンクールを通じて統計学の基礎的な知識、データ分析の手段が身についたと感じています。また、同じくラボの活動としてチームで参加した「和歌山県データ利活用コンペティション」では、データ分析を通じてアフターコロナに向けたまちづくりの課題と解決策を提案し、一次審査、最終審査会を経て、「政策アイデア賞」を受賞することができました。こちらはデータ分析の力だけでなく、実際に県外へ出かけての現地発表を通じて、提案力やプレゼン力といったものも成長したと感じています。ちなみに、大学院では、国際学会に参加できる機会もあり、海外に行って英語で発表することもできます(写真右:オーストラリアに行って発表したときの様子)。
- 今から振り返ると、ワクワクに目覚める前の自分はどういう状態でしたか?
- 漠然と経営学というものに興味をもってはいたものの、実際にそれがどのように社会や自分と関わり、役立っているのか認識できていない状態でした。経営学とデータサイエンスに深い関わりがあることも知っていませんでした。
- 後輩へのメッセージをお願いします。
- 岡山理大の経営学部は、入学後も多くの選択肢があります。私は、3年生でのゼミ配属のときに多くの選択肢の中から、それまでほとんど触れてこなかった統計学に挑戦したいと思い、配属を希望しました。その後、データ分析のおもしろさに気づいて、大学院に進学して研究することにもなりました。きっと皆さんも、興味のあるもの、ワクワクするものが入学後にも多く見つかると思います。