私の成長ストーリー小林 卓巳 さん
- 小林 卓巳 さん富山県 富山第一高等学校 出身
- 2019年度卒業/岡山理科大学大学院 工学研究科 (現 理工学研究科)博士課程(後期)
好奇心をくすぐる研究&先生との出会いが自分を変える

- 入学前はどのようなことに関心をもって岡山理大に入りましたか?
- 高校時代に精神的に行き詰まったとき、岡山理大のホームページで、パソコンを持ってロボットのプログラミングしている写真と遭遇。面白そうと感じ、工学部の知能機械工学科(現 情報理工学部 情報理工学科)を知りました。富山県出身なので、岡山には縁もゆかりもなかったですが、「岡山もいいところがあるのでは?」の母の言葉が自分を後押ししてくれ、進学を決めました。
- 入学後で特に印象に残っている岡山理大での学びはどのようなものですか?
自分の中で一番人生を変えたのは、4年生になって研究室に配属され、卒業研究で新しい弁の開発を行ったことでした。人生で初めて、研究・開発に携わったことで、研究が楽しい、もっとしたいという想いが強くなり、今の自分をつくる大きなきかっけになりました。研究をしていく中で、常に僕たち学生の好奇心を掻き立ててくれる指導してくださる先生の存在は、自分にとって大きな魅力でした。その後、大学院に進学し、研究を続けるうちに、さらに研究を進めたい、大学の教員として世の中に役立つ技術者を輩出したいと思うようになり、博士課程に進学しました。博士課程では、研究成果を世の中に役立てるために論文として公開することの重要性も知ることができました。
- その学びをいかして出すことができた成果や成長の実感について教えてください。
- 特別研究員(学振DC1)に採択されたことが大きな成果だと思いますが、自分にとって最も大きな成果は、研究したことによって、自分に自信をもてるようになったことです。このおかげで人との関わり方や考え方も変わり、後輩を指導したい、もともと夢だった教員になりたいと思うようになりました。
- 今から振り返ると、ワクワクに目覚める前の自分はどういう状態でしたか?
- 高校時代は、国語か数学の高校教員になりたかったのですが、高校時代に遭ったトラブルで自分に自信をもてなくなり、あきらめていました。今考えると、いろいろなことを諦めていた状態で、夢がもてなかった状態だったと思います。
- 後輩へのメッセージをお願いします。
- 多かれ少なかれ、自分と同じような心境(夢をもてない状態)で来た人もいるでしょうが、本当にちょっとした興味をもつことで、自分を変えるきっかけになります。岡山理大は皆さんにとって大きなきっかけになるもの(興味・関心)がたくさんあるので、ぜひ学生時代に見つけてほしいと思います。私の場合、研究で何か一つのことを探求することが自分にとって楽しいと思えたことで、自分を変える大きなきっかけになりました。