岡山理科大学 受験情報サイト

私の成長ストーリー古田 大喜 さん

応用化学科(旧 バイオ・応用化学科)

古田 大喜 さん鳥取県立八頭高等学校 出身
2021年度卒業/岡山理科大学大学院 工学研究科(現 理工学研究科)/岡山県立津山工業高校

日々たくさんの機器に触れる学びから教員へ

入学前はどのようなことに関心をもって岡山理大に入りましたか?
高校生のとき、もっと化学を専門的に学びたいと思っていました。普通科高校に通っていたので、もっと実験をしたいという思いもありました。オープンキャンパスで色ガラスの作成を体験し、目で見て、音を聞いて、楽しい実験と担当した先生の丁寧な解説があったので、岡山理大の応用化学科に進学したいと思いました。
入学後で特に印象に残っている岡山理大での学びはどのようなものですか?
岡山理大の学内には、いたるところに応用化学科の設備があります。入学後は、アクアネイチャークラブに入っている友人と魚を養殖する施設を見学したり、校内啓示を見て、植物培養を行う施設の見学と実際に培地を作って植物を育てる体験をしたりしました。実際に入学してみて、応用化学の分野の広さに驚かされ、将来どの研究室に所属するか考えながら過ごす3年間はとても楽しかったです。研究室に所属した後は、少人数で研究に没頭できる環境と設備があります。先生方には、丁寧に器具の使い方や研究で大切な考え方を教えていただきました。先輩や先生に教えてもらいながら、初めて自分自身で電子顕微鏡を使って試料を観察したとき、写真を撮ったときの思い出は今でも忘れられません。
その学びをいかして出すことができた成果や成長の実感について教えてください。
卒業研究では、さまざまな分析機器の使い方を教えていただきました。日々たくさんの機器に触れさせていただき、新しいことをするための準備ができるようになりました。その後、教員になり、新しい機器を扱うことへの恐れがなくなり、課題研究の授業を受け持ったり、技能検定を生徒と一緒に取得しに行ったりしています。高校生の頃の私は、内向的でおとなしく日々を過ごしていましたが、研究や就職活動で目標ができ、達成するために個人の力ではどうにもならない問題もあり、行動することや人と接することの大切さを学びました。
今から振り返ると、ワクワクに目覚める前の自分はどういう状態でしたか?
教員になるか企業に就職するか定まっておらず、最後まで悩んでいました。研究室の先生や教職の先生にも相談しました。先生方の勧めで実際に工業高校を見学させていただき、大学で行われる工業高校の教員を目指す学生への説明会などを経て、気持ちを固めていきました。教員になる決意が固まったのは、大学3年生の夏に工業高校の見学に行ったときです。部活動に来ていた生徒のいきいきとした姿を見て、学校の取り組みを聞き、私もやってみたいと思ったことから、教員になることを決意しました。
後輩へのメッセージをお願いします。
私が高校生のとき、進学の決め手になったのは、もっと化学に関する実験がしたいという思いと、オープンキャンパスで感じた研究室の雰囲気でした。進路も最後まで就職か教員採用試験を受けるのか悩みましたが、一生懸命頑張って準備していくと、将来の選択肢がたくさんできました。希望する進路を実現するために説明会に行ったり、実際に学校を訪問したり、岡山理大には、きっかけがあったので、積極的に行動できました。岡山理大には、やりたいことを形にできる環境があるので、たくさんの人と関わり、楽しい学生生活を送ってほしいです。
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