岡山理科大学 受験情報サイト

私の成長ストーリー片山 拓人 さん

物理学科(旧 応用物理学科)

片山 拓人 さん岡山県立岡山芳泉高等学校 出身
2019年度卒業/岡山ガス株式会社

岡山理大での実験装置作りの経験が今の自分を支える

入学前はどのようなことに関心をもって岡山理大に入りましたか?
高校生活の中で、物理学の知識が身近なことの基盤になっていることを知り、教科書で学んだ物理の知識を実践してみたいと思うようになりました。岡山理大はさまざまな実験装置が充実していることを知り、入学を決めました。
入学後で特に印象に残っている岡山理大での学びはどのようなものですか?
卒業研究の中で、研究室の先生から3D CADのスキルが今後役に立つという話を伺い、3D CADの勉強をしました。学んだ知識をいかして研究室の実験装置の設計から装置の作製まで行いました。自身で作成した設計図面をもとに、岡山理大の中にある「工作センター(サイエンスドリームラボ)」の方々と打合せをする中で、実際に装置を使用する現場や実験を行うときの視点で設計することの大切さを教わりました。また、充実した専門教育に加えて一般教養の講義では、大学や先生の人脈をいかして、外部のビジネスマンや芸能人の話を拝聴できる機会もあり、働くことや将来を意識するきっかけにもなりました。
その学びをいかして出すことができた成果や成長の実感について教えてください。
卒業後は岡山ガスに入社し、ガス工事の設計や現場管理をしています。大学で学んだ3D CADのスキルのおかげで、図面を3次元的に把握する経験が役立っています。また、工作センター(サイエンスドリームラボ)の方々との打ち合わせの中で培った設計力を発揮することもできています。会社では現在、ドローンを用いて橋に架けているガス管の点検や空撮事業も行っています。ここでも、大学で学んだ物理学の基礎的な知識が大変役立っています。
今から振り返ると、ワクワクに目覚める前の自分はどういう状態でしたか?
卒業研究をするまでは、明確な目標はありませんでしたが、研究室での卒業研究を通して目標が定まってきました。
後輩へのメッセージをお願いします。
私自身もそうでしたが、 学生の段階で明確な将来の目標をもって行動することは簡単なことではありません。しかし、岡山理大には「工作センター(サイエンスドリームラボ)」のような本格的な工作施設や実験設備が整っています。また、さまざまな経験と知識をもった先生方に囲まれて学生生活を送ることができます。研究室に所属して卒業研究に携わるようになると、先ほど挙げた施設なども使ってさまざまな体験ができるようになるでしょう。目の前にあるワクワクを見落とさず、学生生活を送ると、将来へのヒントを見つけることができるかもしれません。ちょっとしたことが就職してから思わぬところで力を発揮したりするので、一生懸命、研究に取り組んでみてください。
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