岡山理科大学 受験情報サイト

私の成長ストーリー下地 泰斗さん

応用数学科

下地 泰斗 さん沖縄県立首里高等学校 出身
2021年度卒業/大阪大学大学院理学研究科

応用数学科独自の取り組みが成長を促す

入学前はどのようなことに関心をもって岡山理大に入りましたか?
教育の分野に関心があったため、教育系の大学を主に受験しました。もちろん数学にも関心がありましたが、高校時代は数学IIIをやっておらず、不安でした。そのとき、岡山理大の応用数学科のアドミッションポリシーやQ&Aに、「とにかく数学が好きな方」、「数学IIIを履修していなくても基礎から丁寧に学べます」と書かれてあるのを見つけました。数学IIIをやっていない自分でも数学が好きな気持ちがあればやっていけるんだと思い、岡山理大に入学しました。
入学後で特に印象に残っている岡山理大での学びはどのようなものですか?
岡山理大の応用数学科には「学習支援ルーム」の制度や、「先生と学生の距離が近い」など他の大学にはなかなかみられない特徴があります。 私は学習支援ルームで1、2年生に教える立場を経験し、自分の中にある数学をアウトプットする楽しさや、初学者が納得いく説明をするための工夫の仕方を学びました。 また、先生方から数学や研究のお話を伺って、耳学問の良さ、純粋な数学の面白さ、学問の広さや奥深さを学べました。
その学びをいかして出すことができた成果や成長の実感について教えてください。
岡山理大の学習環境を何度も活用し、私にとって難しい分野の内容が理解できるようになりました。また、教える立場でアウトプットすることにより、既に学んでいる分野の解像度が上がったり、「壁をこえる瞬間」をたくさん経験できました。 大学院入試の勉強の際には、先生方が親身になって相談にのってくださり、そのおかげで合格をいただくことができました。また、大学院入学後には、同級生との議論や後輩を指導した学習支援ルームでの経験が役に立っています。
今から振り返ると、ワクワクに目覚める前の自分はどういう状態でしたか?
数学は高校の範囲で完成されていて、数学IIIをきちんと学ぶことで大学以降の数学も確実に理解できるようになると思っていました。そのため、大学入試の難しい問題などをノートにメモして暇な時間に友達と一緒に解いたりしていました。これも良い経験だとは思いますが、あまり本質ではなかったように感じています。
後輩へのメッセージをお願いします。
第一志望で入学した方、そうでない方、特待生入試で入学した方、数学IIIを学んでいない方などさまざまな境遇の人達が岡山理大に集まると思います。このようなバラエティに富んだ学生が集まるのは珍しいことです。大学での過ごし方も一人一人個性が表れてきます。いろいろな人達と積極的に交流して、視野や価値観の許容範囲をどんどん広げてほしいと思います。 個人的に「数学」という学問はさまざまな分野と関わりがあることから、適用範囲も広く、考え方も応用が効くため、一般的な理系学生とは違った柔軟性があると思っています。私は「応用数学科に入ったからには数学にのめり込む」という選択肢をとりましたが、必ずしもそれがベストな選択とは限りません。実際に私の友人達は卒業後は車関係、農業関係、教員、芸人、格闘技のプロなどさまざまな進路を選択しています。 4年間はあっという間なので、悔いのないように今の学生生活を謳歌してください。
一覧にもどる