私の成長ストーリー中村 ヒロキ さん
応用数学科
- 中村 ヒロキ さん宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校 出身
- 2010年度卒業/ホホ株式会社
人を導く教師への学びが人を癒す音楽の道へ
- 入学前はどのようなことに関心をもって岡山理大に入りましたか?
- 高校生のときは教師になりたいという夢をもっていました。各大学の方針・学習内容・環境などを詳しく調べている中で、岡山理大を見つけ、「ここだ!」と思い、受験をしました。 ご縁をいただき、入学が決まってからは、教師としての基盤を築ける喜びと、地元を離れ初めての一人暮らしということで、これから待っている未来がとても楽しみでした。 岡山理大で自分の夢がどのように膨らんでいくか、特に不安は感じず、期待と希望をもって岡山に来たのを今でも鮮明に覚えています。
- 入学後で特に印象に残っている岡山理大での学びはどのようなものですか?
- 教員免許取得に必要な講義が特に楽しみでした。 教師になるための学力向上が必要ということだけでなく、生徒の些細な変化に気づく洞察力や豊かな感性の成長を後押しできる人間力も必要だということに気付きました。そして何より、多くの人の人生に寄り添うことができ、影響を与えることができる素晴らしい職業だと感じました。 大学生活と並行して、2年生の時に路上ライブをスタートしました。初めは自分自身が楽しんでやっていた路上ライブでしたが、徐々に足を止めてくださる方が増えていき、聴いてくださる方の表情を見ることが楽しみになっていました。 教師が生徒に伝えることと、音楽を伝えるということは通じるところがあると学んだのもこのときでした。 岡山理大に入学していなければ、教師の本質まで学べることはなく、音楽の魅力と出会うことはなかったと思います。
- その学びをいかして出すことができた成果や成長の実感について教えてください。
- 岡山理大で得た全てのことを踏まえ、僕は音楽の道に進むことにしました。 その理由としては、音楽の道を進んでも多くの学生たちと出会うことができ、影響を与えることができる可能性があると思ったからです。そして、大人としての核となる部分を学んだ岡山を活動拠点にし、全国に向け音楽を発信していくことにしました。 2014年に歌手として全国デビューを果たし、これまでに16公演のワンマンコンサートを開催しました。岡山県在住歌手では初となる、岡山シンフォニーホールでも開催することができました。 活動の幅を広げ、テレビのレギュラー出演や女子プロバレーボールチーム「岡山シーガルズ」の応援歌を担当、地元宮崎県都城市の観光大使を拝命しました。 このように広げることができたのは、同窓生の応援をいただけたことがとても大きかったです。 催事や同窓会などで歌う機会をいただき、そこから応援をしてくださったり、広めてくださったりと活動を支えてくださる数多くの同窓生の方がいらっしゃいました。他にはない岡山理大の絆を強く感じています。そして、定期的に中学校でも講演をさせていただいています。 生徒の皆さんの前で自分の想いを伝えることができ、教師という立場ではありませんが、もう一つの夢が叶ったような気がします。
- 今から振り返ると、ワクワクに目覚める前の自分はどういう状態でしたか?
- 日々生活している中でワクワクすることはたくさんあると思いますが、人生を賭けた心の奥底のワクワクに出会うことは数少ないと思います。教師を夢見て岡山に来たとき、音楽の道を進んでいくと決心したときなど、心の奥底のワクワクを実感したときは、心配や不安を超越する期待がありました。全てのことが自分を後押ししているとポジティブに解釈していたような気がします。そこにはきっと良い方向に進むんだと根拠のない自信と熱意があったと思います。
- 後輩へのメッセージをお願いします。
- 僕は大学生活が人生の分岐点だと実感しました。これからの人生の方向性や自分の突き詰めたいことを見出し、社会に飛ぶ込むために、自分を磨く大切な時間だと思っています。しかし、高校までの学生生活にはなかった自由や、社会人ではできないことなどを経験できる大事な時間、それに伴った責任など、いろいろな角度から学べることは多いと思いますので、皆さんにも精一杯楽しんでもらいたいです! 僕から伝えられることは少ないかもしれませんが、参考にしていただけると嬉しいです。 岡山理大でのキャンパライフを満喫してください!
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