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坂根弦太教授がRSKラジオ「天神ワイド 朝」で気が遠くなる話!
坂根弦太教授がRSKラジオ「天神ワイド 朝」で気が遠くなる話!
2026.09.29更新
学科レポート
楯築弥生墳丘墓クッション
自然科学教育センターの坂根弦太教授は2026年9月23日(水)あさ7時からのRSKラジオ「天神ワイド 朝」、「技術の森」コーナーに出演しました。坂根先生がこの番組に出演するのは3回目です。
今回のタイトルは「気が遠くなる不思議」。坂根先生がどういうことに関心を持って人生を送っているのかという話になりました。
坂根先生は子どもの頃、コウロギやオタマジャクシを飼育するなど生物が好きでしたが、小学校1年生の時、望遠鏡で部分月食の観測をしたことをきっかけに天体や宇宙に興味を持ったそうです。コウロギやオタマジャクシなどの大きさに比べて、あまりにも遠くの天体、あまりにも大きな宇宙に気が遠くなったのだそうです。
次は中学生の時、理科室で化学反応を見て原子や分子に興味を持ち、「化学のドレミファ」という本を読んで、原子や分子の小ささに気が遠くなったそうです。また、千葉県で育った坂根先生は東京の博物館に行くことも多く、古代エジプトや恐竜の展覧会で、その古さにも気が遠くなってしまいました。
高校生の時、自分は大学で何を学びたいのか自問自答したとき、コウロギやオタマジャクシなど見て触って実感できるものではなく、大きすぎる宇宙、小さすぎる原子や分子、古すぎる恐竜や古代遺跡など、自分の存在に比べて気が遠くなるような見えないものをとことん知りたいのだと気付いたそうです。
しかし全教科まんべんなく点数を取る必要のある大学共通第1次学力試験(共通一次)が苦手だった坂根先生は、高校では理系私大進学コースにおり、当時、私立大学では天文学科はほとんど存在せず、考古学科は文学部であったことから、岡山理科大学理学部化学科を受験して入学しました。このときの岡山理科大学のパンフレットには、原子直視型電子顕微鏡の写真が大きく掲載されており、岡山に行けば小さすぎて見えない「原子・分子の世界」が見える!と思ったのが岡山理科大学を目指した動機の一つだそうです。
坂根先生はその後、岡山理科大学大学院の博士課程まで進学し、自分で合成した分子の形を「単結晶X線構造解析」で調べ、さらに「量子化学計算」まで行って原子と原子を繋げている電子の状態まで理解できたとき、小さすぎて見えない化学の世界ってこうなっているんだと到達感を得たそうです。
現在は化学を生業としている坂根先生は、大学時代は天文部で宇宙・天文という大きすぎる世界に手を出し、現在はアマチュアとして古すぎる考古学にも手を出しています。坂根先生がスタジオに持ち込んだ「墳丘墓クッション」に杉澤アナウンサーが目を止め、今度は地元岡山での遺跡の話になりました。このクッションは倉敷市にある楯築遺跡をかたどったもので、この遺跡は弥生時代後期(2世紀末)の双方中円型の巨大な(当時日本一の大きさの)墳丘墓です。この埋葬部には32 kgを超える硫化水銀が敷き詰められていた話から司馬遷の史記に記述のある秦の始皇帝陵の「水銀の海」の話まで及び、水銀は不老不死の妙薬と考えられていて、日本や世界の歴史に深く関わっているという話になりました。
気が遠くなるような大きすぎる宇宙、小さすぎる化学、古すぎる古墳の不思議を追い求めている坂根先生は最近、教員という仕事が、自分が死んで地球からいなくなった後の未来を生きる人々と関わる仕事だと気付いたそうです。
坂根先生のラジオ出演1回目はこちら
坂根先生のラジオ出演2回目はこちら
坂根先生のHPはこちら
気が遠くなる4つの世界
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今回のタイトルは「気が遠くなる不思議」。坂根先生がどういうことに関心を持って人生を送っているのかという話になりました。
坂根先生は子どもの頃、コウロギやオタマジャクシを飼育するなど生物が好きでしたが、小学校1年生の時、望遠鏡で部分月食の観測をしたことをきっかけに天体や宇宙に興味を持ったそうです。コウロギやオタマジャクシなどの大きさに比べて、あまりにも遠くの天体、あまりにも大きな宇宙に気が遠くなったのだそうです。
次は中学生の時、理科室で化学反応を見て原子や分子に興味を持ち、「化学のドレミファ」という本を読んで、原子や分子の小ささに気が遠くなったそうです。また、千葉県で育った坂根先生は東京の博物館に行くことも多く、古代エジプトや恐竜の展覧会で、その古さにも気が遠くなってしまいました。
高校生の時、自分は大学で何を学びたいのか自問自答したとき、コウロギやオタマジャクシなど見て触って実感できるものではなく、大きすぎる宇宙、小さすぎる原子や分子、古すぎる恐竜や古代遺跡など、自分の存在に比べて気が遠くなるような見えないものをとことん知りたいのだと気付いたそうです。
しかし全教科まんべんなく点数を取る必要のある大学共通第1次学力試験(共通一次)が苦手だった坂根先生は、高校では理系私大進学コースにおり、当時、私立大学では天文学科はほとんど存在せず、考古学科は文学部であったことから、岡山理科大学理学部化学科を受験して入学しました。このときの岡山理科大学のパンフレットには、原子直視型電子顕微鏡の写真が大きく掲載されており、岡山に行けば小さすぎて見えない「原子・分子の世界」が見える!と思ったのが岡山理科大学を目指した動機の一つだそうです。
坂根先生はその後、岡山理科大学大学院の博士課程まで進学し、自分で合成した分子の形を「単結晶X線構造解析」で調べ、さらに「量子化学計算」まで行って原子と原子を繋げている電子の状態まで理解できたとき、小さすぎて見えない化学の世界ってこうなっているんだと到達感を得たそうです。
現在は化学を生業としている坂根先生は、大学時代は天文部で宇宙・天文という大きすぎる世界に手を出し、現在はアマチュアとして古すぎる考古学にも手を出しています。坂根先生がスタジオに持ち込んだ「墳丘墓クッション」に杉澤アナウンサーが目を止め、今度は地元岡山での遺跡の話になりました。このクッションは倉敷市にある楯築遺跡をかたどったもので、この遺跡は弥生時代後期(2世紀末)の双方中円型の巨大な(当時日本一の大きさの)墳丘墓です。この埋葬部には32 kgを超える硫化水銀が敷き詰められていた話から司馬遷の史記に記述のある秦の始皇帝陵の「水銀の海」の話まで及び、水銀は不老不死の妙薬と考えられていて、日本や世界の歴史に深く関わっているという話になりました。
気が遠くなるような大きすぎる宇宙、小さすぎる化学、古すぎる古墳の不思議を追い求めている坂根先生は最近、教員という仕事が、自分が死んで地球からいなくなった後の未来を生きる人々と関わる仕事だと気付いたそうです。