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坂根弦太教授がラジオで歴史と錯体の話!

2025.01.16更新メディア掲載 [岡山キャンパス]

坂根弦太教授がラジオで歴史と錯体の話!

 2025年1月15日(水)あさ7時からのRSKラジオ「天神ワイド 朝」、「技術の森」コーナーに、先週に引き続き基盤教育センター長の坂根弦太教授が「化学の主役は電子(2)」というタイトルで出演、奈良時代天平文化に代表される古代のカラフルな染色は、植物や昆虫の色素と金属イオンが反応した錯体が関係しているだろう話(媒染剤の話)をしました。
 坂根先生の研究室では玉ねぎの皮やコチニールカイガラムシを煮だしてとれる色素に周期表の様々な金属イオンを反応させたところ、いろいろな色の錯体ができたそうです。ここで国司アナウンサーが坂根先生が着用していた太陽系ネクタイを見つけ、周期表の元素は宇宙の歴史の中で星の中で合成されたという話になり、宇宙で合成された元素から地球ができて人類の歴史が始まり、古代から現在まで物質による文明があるという話になりました。国司アナウンサーはそれを子供たちや大学生にどう伝えたいですかと質問され、坂根先生は、大きすぎる宇宙、小さすぎる原子・分子・電子の世界は魅力的で、さらに大きさだけではなく時間のスケールも興味深い。岡山にある造山古墳も物質でできているし、現在の社会も物質からできている。そして未来をつくる若い方々に、私が感動してきた物質の世界(電子が主役の世界)の本質と魅力を伝えて、化学の視点をもって社会を理解し、未来を考えていただきたいと答えました。
 

坂根弦太教授がラジオで歴史と錯体の話!

坂根弦太教授がラジオで歴史と錯体の話!