高度専門的かつ学術的な教育研究
岡山理科大学では建学の理念の下、学際的な教育研究を学部・大学院の一貫したシステムで進めています。学部学科の基礎教育・専門教育を受けて、大学院修士課程ではさらに専門性を深め、研究者や高度技術者として社会に貢献できる人材を養成しています。そのため、修士課程の各専攻は学部学科に対応した編成となっています。
学部卒業生は所属学科の上に組織された修士課程専攻に進学し、学科とほぼ同じ教員スタッフからさらに深い専門教育を受けることができます。また、学部同様に他専攻の開講科目を履修し、学際的な教育を受けられるように配慮されています。
博士課程(後期)は、本学の特徴である学際的な分野での高度専門教育研究をさらに進められるような編成になっています。理学研究科では応用数学と材質理学の2専攻に統合され、工学研究科ではシステム科学専攻、総合情報研究科では数理・環境システム専攻が設置されています。
獣医学研究科には修士課程の獣医保健看護学専攻と博士課程の獣医学専攻が設置され、ライフサイエンス・パブリックヘルスサイエンス・クリニカルサイエンスの分野を超えた視点と柔軟な思考力で人と動物の関係の間に生じる多様でかつ複雑な問題に対する効率的な解決方法を見いだすことができる次世代研究者と将来の指導者を養成します。
2024年度
高水準の教育・研究のために
大学院においては、少人数教育によって、学生の個性に応じた教員の丁寧な指導が行われています。
また、学外の教員による集中講義や学内で開催される各種研究会、講演会、セミナーにより研究の視野を広めることができます。さらに、国内外の学会に参加して発表を行うことを奨励し、旅費の補助を行っています。これにより第一線の研究に触れるとともに、他大学大学院の学生の発表には良きライバルとして刺激を受けることができます。
学部学生の実験実習にはTA(ティーチングアシスタント)として参加し、また、博士課程(後期)の学生はRA(チサーチアシスタント)として教員の研究にも加わります。これらの活動を通じて専門の基礎知識をより深く理解し、さらに高度な専門性を身につけることができるとともに、リーダーに求められる指導力やチームを統率する能力も養われます。
在学中の生活面には支援制度があり、上述のTAやRAとして報酬を得ることができます。
また、日本学生支援機構や各種団体の奨学金も受けることができます。
本学は、文部科学省による私立大学研究ブランディング事業「恐竜研究の国際的な拠点形成」が採択されるなど研究水準の高い大学との評価を受けています。さらに、本学のフロンティア理工学研究所とも有機的に連携して大学院の教育・研究が進められています。