2025年10月31日（金）に岡山国際交流センターで開催された「臨床工学技士の業務範囲追加に伴う厚生労働大臣指定による研修」，通称「告示研修」に臨床工学技士を目指す4年生が参加しました。医師の働き方改革の推進に係る議論を踏まえて，2021年に法律の改正が行われ，臨床工学技士が実施できる業務が拡大しました。現在の4年生は法改正前のカリキュラムで教育を受けた学年なので，新しいカリキュラムとの差分を告示研修として集中講義のような形で受講し，国家試験を受験します。

事前に座学で講義を受けた学生達は，実際の器材を使用して，静脈路の確保（静脈に針を刺して薬液のルートを確保する業務）の練習や，表在化動脈への穿刺練習，ガウンテクニック，腹腔鏡下手術に用いられる硬性内視鏡のカメラ操作の練習など，新たに加わった業務に関する実習を行いました。

なお，現在の3年生より下の学年の学生は，新しいカリキュラムが適応されるため，学内のカリキュラムがとしてこの研修を行います。岡山理科大学にも，静脈路の確保のための実習装置や硬性内視鏡のカメラ操作の練習ができる最新の器材を導入しています。