お知らせ

NEWS&TOPICS

  • HOME
  • NEWS&TOPICS
  • 二人の4年生が日本農芸化学会中四国支部第70回講演会で卒業研究の成果を口頭で発表

二人の4年生が日本農芸化学会中四国支部第70回講演会で卒業研究の成果を口頭で発表

2025.01.28更新学科レポート
[応用化学科]

二人の4年生が日本農芸化学会中四国支部第70回講演会で卒業研究の成果を口頭で発表

 二人の4年生が自身のこの一年間の卒業研究の成果に先輩の成果もあわせて口頭で学会発表しました。
 1件は乳酸菌が生成する乳糖分解酵素(ラクターゼ)についてです。ヒトの場合、特に日本人成人では牛乳に含まれる乳糖を分解する活性が低いため、牛乳やヨーグルを食するとそれらに含まれる乳糖を分解できないため、お腹がゴロゴロしたり下したりします。ラクターゼはこれの対症薬として利用されており、食経験があり身近な乳酸菌の酵素ということで実用化が期待されます。
 もう一件は桜から採取した酵母を使って造った清酒の特徴についての研究です。腸内環境を整える効果のある種々の有機酸や美肌効果が認められているエチルグルコシドがたくさん含まれていることを明らかにしています。
 口頭発表は制限時間内でスライドを利用して伝えるべきことを伝え、質問者の質疑に適確に答える必要があり、ポスター発表よりはるかに難易度が高いものです。ほとんどの発表者が大学院生以上の中にあって、堂々と発表し、質疑にも適確に答えていました。

二人の4年生が日本農芸化学会中四国支部第70回講演会で卒業研究の成果を口頭で発表