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中等教育学科 奥野准教授が浅口市「郷土先人を読む会」で講演

2024.09.12更新学科レポート
[中等教育学科]

中等教育学科 奥野准教授が浅口市「郷土先人を読む会」で講演

熱心に話を聞く参加者の様子

 令和6年9月7日(土)、岡山県浅口市の西山拙斎顕彰会が主催する「郷土先人を読む会」にて、中等教育学科の奥野准教授が講演を行いました。(於浅口市中央公民館)

西山拙斎顕彰会
 西山拙斎(1735-98)は浅口市(旧鴨方藩)出身の漢学者で、柴野栗山、菅茶山、頼春水など名だたる人々と交流がありました。寛政異学の禁の立役者の一人としても知られ、友人である画家の田中索我とともに「鴨方に過ぎたるもの」の一つとして数えられ、現在も地元で尊敬され、親しまれています。
 
 そんな西山拙斎の業績に学び、語り継ぐために組織された西山拙斎顕彰会では、毎年「郷土先人を読む会」を開催し、会員を中心に市民の方々が拙斎の著作に親しむ研修会を行っています。令和元年から、その会の講師を中等教育学科の奥野准教授が担当しています。

熱心に学ぶ参加者の方々
 研修会では「文学から読み解く西山拙斎」というテーマで、拙斎の遺した漢詩集に収録される漢詩を一首ずつ丹念に読み解きながら、そこに保存された拙斎の心情や人柄、思想、制作時の状況などに、参加者の方々と一緒に迫っていきました。漢詩を読み解くという作業は慣れない方には難しいところもありますが、日本語訳を付した詳細な資料をもとに、会員の皆さんも熱心に最後まで話を聞いておられました。
 開催にあたり、岡山県議会の渡辺知典議員と栗山康彦浅口市長からもご挨拶をお寄せいただき、会場に掲示されておりました。郷土の先人に対する地元の方々の尊崇の念と、その業績を学びたいという熱心な思いに応えるべく、次回以降も力を尽くして参ります(今年度は12月まで、全4回の講演を予定)。