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物理学科の山内大介講師の論文がJPS Hot Topicsとして選ばれ、解説記事が掲載されました

2023.09.11更新学科レポート
[物理学科]

物理学科の山内大介講師の論文がJPS Hot Topicsとして選ばれ、解説記事が掲載されました

 物理学科の山内大介講師が執筆者の1人である論文が、日本物理学会が刊行する英文論文誌の中で注目すべき論文としてJPS Hot Topicsに選ばれ、解説記事"Going Beyond Einstein with Modified Theories of Gravity"(重力の修正理論によってアインシュタインを超える)が掲載されました(図:JPS Hot Topics 3, 032 (2023)より引用)。JPS Hot Topicsとは、日本物理学会が刊行している英文論文誌に掲載された論文の中でも注目すべきものを取り上げ、専門外の方にもわかりやすい解説記事を掲載しているものです。

 アインシュタインは一般相対性理論を約100年前に構築し、現在ではGPSに応用されるなど、多くの実験や測定でその正しさが証明されてきました。その一方で、最先端の宇宙観測から宇宙は現在加速度的に膨張していることがわかってきました。実は、アインシュタインの一般相対性理論では、宇宙の加速度的な膨張をうまく説明できないことが明らかとなり、現在世界中の研究者がアインシュタインの一般相対性理論のほろこびが見えているのではないか、として研究しています。論文および掲載記事では、アインシュタインの一般相対性理論を超える理論に関して、最先端の理論的発展と将来の宇宙観測によるその検証をまとめています。