2019.10.31更新理大レポート [岡山キャンパス]
調印後、握手する和田教育長(右)と能美学部長(中央)、左は柳澤学長
協定書に調印する和田教育長(右)と能美学部長(中央)
調印後、記念写真に納まる関係者
協定を受けて生物地球学部は、インターンシップを利用して同町の博物館「なぎビカリアミュージアム」の展示案作成や、来館者への解説など、学びを実社会へ応用する体験を通して教育の質の充実を図っていきます。一方、奈義町では学生たちの受け入れを通して町の活性化とともに、社会教育活動に対する学術協力などが期待されています。
調印式はA1号館2階で行われ、奈義町の和田潤司・教育長、奈義町議会まちづくり常任委員会の芦田一郎副委員長ら、理大からは柳澤康信学長、能美洋介・生物地球学部長ら約20人が出席しました。
調印式に先立って、柳澤学長は「着々と交流を続けて、絆を強めてほしい」と挨拶。続いて、和田教育長が「奈義町は教育を街づくりの柱にしており、子どもたちに科学の楽しさを教えてほしい。学生たちがやって来ることで活気も出てくる。わくわくしている」と述べ、能美学部長は「インターンシップは学生にとって学びを振り返り、進路を考え行くうえで非常に貴重な機会になる。環境学習や生涯学習でも協力していきたい」と期待を込めて話しました。
協定の主な内容は以下の通りです。
・なぎビカリアミュージアムの各種展示へ対する同学部の学術協力
・インターンシップとして、本学学生をなぎビカリアミュージアムへ受け入れ
・奈義町における各種社会教育活動への同学部の学術教育支援
・教育研究として、本学学生による授業の実施(小・中学校)
・大学施設を利用した、小学校等の校外授業
なぎビカリアミュージアム 奈義町周辺では、約1600万年前のまき貝(ビカリア・長さ約10cm)を中心に動植物の化石が多数出ており、発掘された化石を保護・展示し、自然科学と親しむ施設として1998年4月にオープン。毎年春の特別展には生物地球学部の教員や学生が展示の立案や作成、講演会の講師として参画してきました。ビカリアは、特定の地質年代を示す化石(示準化石)となっています。