#​10 「大学で恐竜を学ぶ理由 ーあの日、未来が動き出した」

#​10 「大学で恐竜を学ぶ理由 ーあの日、未来が動き出した」

恐竜が好き。


僕が岡山理科大学を選んだ理由は単純だ。
小学生の頃から恐竜図鑑を手放さなかったし、
夏休みには博物館に連れていってもらうのが一番の楽しみだった。
高校に入ってもその気持ちは消えなくて、気づいたら「恐竜をちゃんと勉強できる大学」を探していた。


""



理大に入学して初めて恐竜に関する授業を受けた。
正直、専門用語ばかりでついていくのが大変だったけど、
キャンパス内にある恐竜学博物館に行ったときに全部がつながった。

実際に化石に触れた瞬間、図鑑でしか知らなかった存在が
現実の重みを持って手に伝わってきたんだ。あのとき、心が一気に未来に飛んだ。
日常の学生生活も楽しい。僕はバスケ部に入っていて、週3で練習している。


""


練習後の帰り道に「ティラノサウルスが全力で走ったら時速何キロ出ると思う?」
なんて会話になるのは理大生あるある。
友達が「いや、筋肉の付き方から考えるとそんなに速くない」って真面目に答えてくれる。

スポーツと恐竜が同じテンションで語れるのは、ここならではの楽しさだと思う。
テスト期間は部活も一時休止。
図書館で友達とノートを広げながら「この地層の成り立ちは?」とか「白亜紀とジュラ紀の違いって?」なんて問題を出し合う。





眠気覚ましに売店で買った缶コーヒーを片手に、徹夜で頑張るのも恒例。
疲れたら博物館の前のベンチに座って化石を眺めながら「この勉強は全部ここにつながってるんだ」と気持ちを奮い立たせる。
「恐竜好き」という子どもの気持ちを、そのまま大学の学びにつなげられる環境は珍しいと思う。

理大に来てから、恐竜はただの“ロマン”じゃなく“研究対象”になった。
未来の仕事にどうつながるかはまだ分からないけど、「好き」を武器にできることを確信している。

 

高校生にひとこと!
恐竜はただの趣味じゃない。理大に来れば、それを“学び”に変えられる。
図鑑のページを現実に変える準備を始めよう。