基盤教育の改革

-ビジョン2026-

基盤教育の改革

岡山理科大学ビジョン2026」で、本学が「学生の成長に主眼をおく人材育成拠点」となることを宣言しました。それを実現するために設定した中期目標では、その1に「教育の充実」をあげ、学生ひとりひとりが成長をより実感できるよう教育改革を進めていきます。

その具体的事業計画の1番目である「基盤教育の再構築」に関して、以下のとおり、基盤教育の目的と目標を定め、基盤教育の改革、すなわち、初年次から2年次へ至る「人間形成のための教育」の体系化と整備を行います。

基盤教育の目的

基盤教育の目的は以下の3つです。

1. 人として生きていくうえで大切とされる人間性の涵養
2. 専門教育を効果的に学び・活かすためのラーニング・スキルの修得
3. 社会で活躍するための基盤となる汎用的能力の育成

これらの目的を『こころ豊かに生きる』『知性を磨く』『技能を活かす』という
3つの成長の観点から教育プログラムとして展開します。

基盤教育の目標

本学の基盤教育には『こころ豊かに生きる』『知性を磨く』『技能を活かす』という3つの成長の観点のもとに12の教育目標があります。

『こころ豊かに生きる』観点における教育目標は、ありのままの「自己を肯定」し、他者に対して「おもいやり」のある態度で接し、「失敗をおそれない勇気」を持ち自ら考えて主体的に行動し、「多様性の尊重」ができる人材育成を行うことです。

『知性を磨く』観点における教育目標は、「学ぶ意義」を理解し、「確かな知識」を修得したうえで、「賢明な判断」を行い、「創造的な思考」により新しいものを生み出すことができる人材育成を行うことです。

『技能を活かす』観点における教育目標は、相手を理解し、自分を表現するための「コミュニケーション能力」や、的確にデータ収集・分析できる「情報活用能力」を有したうえで、「問題発見・解決に取り組み、有効にリーダーシップとマネジメント」を発揮できる人材育成を行うことです。

こころ豊かに生きる

Mind
M1. 自己の肯定

ありのままの自分を肯定的に受け入れる

M2. おもいやり

相手の気持ちを察し、おもいやりのある態度で接する

M3. 失敗をおそれない勇気

自ら考え、主体的に行動し、失敗しても粘り強く取り組む

M4. 多様性の尊重

多様性を認め尊重し、仲間とともに力を合せる

知性を磨く

Intelligence
I1. 学ぶ意義

好奇心と探究心を保ち続け、将来を見据え、なぜ学ぶのかを理解する

I2. 確かな知識

学術的・科学的根拠に裏打ちされた生きた知識を身につける

I3. 賢明な判断

知識や経験に基づいて、理にかなった適切な判断を行う

I4. 創造的な思考

常識にとらわれず、新しいものを生み出すために深く考える

技能を活かす

Skill
S1. コミュニケーション能力

「読む・書く・聴く・話す」を通して、相手を理解し、自分を表現する

S2. 情報活用能力

課題や目的に応じて情報を収集・整理・分析し、効果的に活用する

S3. 問題発見・解決力

問題を発見し、様々な方法を用いて解決策に導く

S4. リーダーシップとマネジメント

自らの強みを活かして、リーダーシップの発揮やチーム活動のマネジメントができる