新学科・新研究科構想

新学科・新研究科構想

岡山理科大学の将来構想

新学科構想

岡山理科大学は、2025年4月、次の3つの学科を新設しました。
  • 生命科学部 医療技術学科
  • 生物地球学部 恐竜学科
  • 通信教育部 情報理工学部 情報理工学科
今ある学びの特色をさらに引き出す、在学生にも、学びの拡大という恩恵をもたらす改革です。
 1つ目の医療技術学科は、根拠に基づく医療を理解しうる基礎力の上に、臨床検査学と臨床工学のコースに分かれて必要な医療技術を学ぶために、理学部臨床生命科学科と工学部生命医療工学科を統合してスタートした新しい学科です。サイエンスマインドあふれる臨床検査技師あるいは臨床工学技士として社会で活躍することを目指します。
 2つ目の恐竜学科は、生物地球学部生物地球学科の1つのコースであった恐竜学コースを学科として独立させ、古生物学だけでなく、生物学や地質学をはじめとした幅広い知識に加え、最新の生命科学の視点も取り入れ、新たな恐竜学の学び・研究を実現します。モンゴル科学アカデミーとの連携による現地での恐竜の発掘を含め、恐竜学と生命科学を融合した他には類をみない恐竜学科のスタートです。
 3つ目の通信教育部は、学部・大学院・留学生別科と並列して設置することで、多様なニーズから選ばれる通信による学びを実現します。専門分野は情報科学。情報理工学部情報理工学科として、「情報システム」、「AI技術」、「デジタルゲーム・メディア」、「ビジネスデータサイエンス」を横断的に学びます。全科目完全オンラインの授業で、日本のみならず海外にも発信していきます。
 
 
 
 


新研究科構想

高度専門人材の養成をとおした社会貢献を目指して

 1964年に1学部2学科で開学した岡山理科大学は、理学部、工学部、情報理工学部、生命科学部、生物地球学部、教育学部、経営学部、獣医学部、アクティブラーナーズコースの8学部20学科1コースを擁する中国・四国エリア最大規模の総合私立大学に発展しました。一方で、開学当時から研究の推進に力を入れ、多くの優れた研究成果を社会に還元してきました。また、2021年度には、科研費配分額が2億円を突破し、地域の私立大学でトップとなるなど、研究力の高さを誇っています。
 このように、本学は、地域における屈指の高等教育機関であることを踏まえ、多くの専門人材の育成をとおした地域貢献を重要な使命であると考えます。
 そこで、「岡山理科大学ビジョン2026」にある「教育を支える個性的で魅力ある研究を推進する大学」を実現するため、大学院の組織改変・充実を行い、より一層の研究機能の高度化を図るという将来構想を新たに描きました。
 それは、既存の理学、工学、総合情報、生物地球科学の4研究科を「理工学研究科」に発展的に統合・再編すること、国際的に通用する獣医関連専門人材を養成する「獣医学研究科」を開設することです。これに教育学分野の修士課程等の開設も視野に入れ、大学院改革を行っていきます。
 

獣医学研究科の設置

 2024年4月に獣医学研究科を設置し、国際的にも通用するグローバルな視野とスキルを有する獣医関連専門人材を養成するための修士課程(獣医保健看護学専攻)と博士課程(獣医学専攻)を同時に開設する計画について大学設置・学校法人審議会において設置認可を「可」とする答申を受け、文部科学大臣から認可されました。獣医学と獣医保健看護学領域の対象である、人間社会に密接に関係し、かつ人類と共存する動物の生態とそれを取り巻く地球規模の環境を理解するための科学的な探究力と、持続可能な未来における学際的な研究領域を萌芽することができる研究力を発揮できる指導者やリーダーを養成することを目的とします。


 

理工学研究科を2023年4月に開設しました

 専門性の高い知識と能力を兼ね備え、Society5.0に係る諸問題の解決に貢献できる有為な人材を社会に輩出するために、既存の理学研究科、工学研究科、総合情報研究科、生物地球科学研究科の4研究科を発展的に統合・再編し、「理工学研究科」とするとともに、研究分野ごとに組織化し、教育効果を高める体制を構築しました。


 上記に加え、現代の社会が直面している多様かつ複雑な要因に基づく教育問題について、専門的な見地から解決に導くことができる専門人材を養成するために、教育学部の上位に位置する修士課程等の開設をめざします。