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薩摩川内市に通信教育部のオンライン授業拠点 離島の教育・地域振興にも貢献
2026.10.26更新理大レポート [岡山キャンパス]

協定書を手に記念写真に納まる平野学長(左)と田中市長(右)

薩摩川内市役所で行われた連携協定締結式

協定書に押印する平野学長

協定書に押印する田中市長

挨拶で協定への期待感を強調する田中市長

「将来的にはAIを活用した地域産業の課題解決などに発展していくことも期待しています」と述べる平野学長

報道関係者の質問に答える平野学長(右奥)

同センターは、薩摩川内市の西方沖約30kmの東シナ海に位置する甑島(上甑島・中甑島・下甑島からなる)の旧里村役場(現在は里市民サービスセンター)の2階に開設され、来年4月から稼働します。同島の人口は約3,300人で、高校がないため進学するには中学卒業後、親元を離れるしかありませんでした。「島立ち」と呼ばれます。通信学習センターは、こうした離島による人口の流出抑制を図るとともに、社会人の学び直し、島外からの移住促進などを目指して、通信制大学・高校のオンライン授業などを受けられる学習拠点施設として運営されます。
締結式は薩摩川内市神田町の市役所5階で行われ、平野博之学長と田中良二市長が協定書に押印しました。
締結後、田中市長は「協定を契機に甑島の子どもから大人まで誰もが希望に応じて学ぶことができる環境を整え、『島立ち』以外の新たな選択肢を示すとともに、新たな人の流れを生み、移住定住や地域の活性化につながることを大いに期待しています」と話し、「センターの利用者にはスクーリング参加補助金、居住・学習応援補助金などを新設して準備しているところです」と行政が経済的支援を行っていく方針を明らかにしました。
続いて挨拶に立った平野学長は、「通信教育部では完全オンラインで『学士(情報理工学)』の学位を取得できる教育課程を提供し、AI、データサイエンス、情報システムなど、現代社会で求められる知識や技術を学べます。将来的には、甑島の豊かな自然や歴史・文化を題材としたAR(拡張現実)・VR(仮想現実)コンテンツの開発や、AIを活用した地域産業の課題解決などに発展していくことも期待しています」と述べました。
今回の協定の主な連携内容は以下の通りです。
- 学習センターを活用したオンライン授業の実施
- 学生の学習支援及び卒業に向けた支援
- 進学・就職及びキャリア形成に関する支援
- 地域活動及び島内事業者との連携促進
- その他目的達成に必要な事項
(注)正式な地名表記は、薩摩川内市の「薩」の字は「文」が「立」、また甑島の「甑」のへんの上が「ソ」です。