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理大で研究続ける岩井特別研究員が紀子さまと懇談

2024.09.19更新理大レポート [岡山キャンパス]

理大で研究続ける岩井特別研究員が紀子さまと懇談

理大で研究を続けている岩井さん

 東京の明治記念館で9月17日に開かれた、日本学術振興会(学振)主催の「特別研究員-RPD研究交流会」で、岡山理科大学フロンティア理工学研究所で研究を続けている岩井麻理菜・学振特別研究員が、秋篠宮妃紀子さまと懇談。研究内容について説明すると、紀子さまは熱心に耳を傾けられたそうです。
 
 RPDは出産・子育てで研究を中断した若手研究者の現場復帰を支援する学振の制度。紀子さまは学振の名誉特別研究員を務められており、交流会にも毎年、ご臨席されています。
 岩井さんは獣医師で、専門は再生医学です。2022年度学振特別研究員に採用され、フロンティア理工学研究所に所属する夫の岩井良輔准教授の研究室で、「細胞の自己凝集化技術による生体汗腺模倣組織体の創出と応用開拓」について研究しています。
 
 交流会では、研究内容や育児との両立などの講演に続いて、紀子さまは出席者と懇談され、岩井さんが培養で立体的な汗腺を作る研究について説明し、ペット動物の医療にも活かしたいと話すと、「素晴らしい熱意でご研究されているんですね」とにこやかに話されたそうです。また、犬や猫の汗腺は全身にあるわけではなく、主に肉球にあるんですよ、と説明すると、驚かれた表情で「そうなんですね」と答えられたそうです。
 
 岩井さんは「紀子さまは私の話一つひとつに興味を持って、丁寧に耳を傾けて下さいました」と感想を述べ、「交流会に参加して自分と同じように子育てしながらも、活発に研究活動を行う研究者の方と話せて大変刺激になりました。引き続き熱意を持って研究に取り組み、医療に貢献できる成果を残していきたいと思っています」と話しています。