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コインづくりに挑戦!/第4回市民公開講座
2023.08.27更新理大レポート [岡山キャンパス]
完成した「コイン」に大満足な家族連れ
岡山理科大学の「第4回市民公開講座~山の寺子屋で学ぼう!~」は8月26日、岡山キャンパスの工作センター(サイエンスドリームラボ)で、「ものづくり体験!~コインの作り方今・昔~」をテーマに開催しました。14人が参加し、鋳造やプレス加工など、実際に体験しながらコイン作りの基本技術を学びました。
まずは座学からスタート。講師役は寺野元規・岡山理科大学工作センター長(工学部機械システム工学科准教授)です。寺野センター長は、古代から「鋳造」の手法が取られてきたが、現在では圧延された板状の素材を円盤状に打ち抜いた後、縁・側面を成形し、最後に圧印(コイニング・プレス)する「塑性加工」になっていると貨幣作りの変遷を説明しました。
続いて、体験イベントとして、➀鋳造②塑性加工③レーザー加工の3つを体験しました。
① 鋳造では、融解したスズとビスマスの合金を「たんQくん」の型に流し込み、冷めてから取り出して完成。②塑性加工ではプレス機で、アルミニウムの小さな円盤にたんQくんを浮かび上がらせ、③レーザー加工ではアクリル樹脂に、たんQくんや参加者の名前を彫り込み、円形に切り出しました。
家族連れで参加した子どもたちには、めったにできない経験とあって、1枚仕上がる度に歓声を上げ、「鋳型やプレス機でいろいろできた。特にレーザー加工がめっちゃ楽しかった」と喜んでいました。
①鋳造:融解したスズ-ビスマス合金をたんQくん型に流し込み
②塑性加工:プレス加工のボタンを押し、アルミニウム円盤に20トン負荷
③レーザー加工:レーザー加工の原理、装置操作方法の説明