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コインはどうやって作るの?/第4回市民公開講座で金属加工体験
2022.11.05更新理大レポート [岡山キャンパス]
出来上がった「コイン」を手に笑顔の家族連れ
プレス機のボタンを押すのも恐る恐ると
レーザー加工の説明を受ける参加者
融解したスズ-ビスマス合金を型に流し込みます
3種類の「コイン」を作りました。左から鋳造、プレス、レーザーの順
寺野センター長の話に聞き入る参加者
まずは学園50周年記念館で座学からスタート。講師役は寺野元規・岡山理科大学工作センター長(工学部機械システム工学科准教授)です。寺野センター長は、古代から「鋳造」の手法が取られてきたが、現在では連続鋳造・圧延された板状の素材を円盤状に打ち抜いた後、縁・側面を成形し、最後に圧印(コイニング・プレス)する「塑性加工」になっていると貨幣作りの変遷を説明しました。
続いて、参加者は工作センター(サイエンスドリームラボ)へ移動して、➀鋳造②塑性加工③レーザー加工の3つを体験しました。
鋳造では、融解したスズとビスマスの合金を「たんQくん」の型に流し込み、冷めてから取り出して完成。塑性加工ではプレス機で、アルミニウムの小さな円盤にたんQくんを浮かび上がらせ、レーザー加工ではアクリル樹脂に、たんQくんや参加者の名前を彫り込み、円形に切り出しました。
家族連れで参加した子どもたちには、めったにできない経験とあって、1枚仕上がる度に歓声を上げ、「鋳型やプレス機でいろいろできて、めっちゃ楽しかった」と喜んでいました。