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好適環境水でクロマグロ養殖を再開 長期無換水飼育と大型化の記録に挑む

2020.07.29更新理大レポート [岡山キャンパス]

好適環境水でクロマグロ養殖を再開 長期無換水飼育と大型化の記録に挑む

マグロの稚魚をトラックから水槽に移すバイオ・応用化学科の学生

 岡山理科大学は7月28日、好適環境水を使った養殖施設の加計学園生命動物教育センターに、愛媛県沖の豊後水道で捕れたクロマグロの稚魚16匹を搬入しました。稚魚は全長20センチ、重さ100グラム前後。昨夏以降改良した140トン水槽で、長期無換水飼育や魚体の大型化の記録に挑みます。

 外洋の大型魚であるクロマグロを山間で育てる「夢の試み」は、センターが完成した2010年度から取り組み、丸10年です。養殖は、最初の120匹が全滅するなど困難続きで、とりわけ激突死が多く、水槽の周囲を「トラ柄」にするなど飼育ノウハウを積み重ねてきました。2016年から養殖した1匹は昨年、過去最長の無換水2年10カ月生存の記録を達成するとともに、全長1.1メートル、体重約35キロに。今回は、依然ぶつかりやすい配管口を改良して取り組みます。

 工学部バイオ・応用化学科の山本俊政准教授は「最大で300キロを超えるマグロを陸上で“家畜化”する研究は、未来へのすごい贈り物になると思う。これまでの記録を超えたい」と話しています。

 稚魚の搬入は6日前にも行いましたが、輸送トラブルがあったため、再搬入しました。