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恐竜学博物館のメイン展示を全面リニューアル 予約制で一般公開再開

2020.06.23更新理大レポート [岡山キャンパス]

恐竜学博物館のメイン展示を全面リニューアル 予約制で一般公開再開

ゲートも一新された恐竜学博物館(右から石垣忍館長、奥田ゆう学芸員)

 最前線の恐竜研究現場を間近で見ることができる「恐竜学博物館」メイン展示(C2号館1階)が全面的にリニューアルされ、6月23日から一般公開を再開しました。
 
 展示物はほぼ倍増。スペースを増やして、今まで収蔵庫の中にあった多数の標本が展示されました。ゴビヴェナトル、ノミンジア、ヘユアンニア、ゴビハドロス、世界最大級の恐竜の足跡化石などをはじめ、日本国内ではここにしかない標本が多数お目見えしています。中には大都市圏で行われた大恐竜博に出展して好評を得た標本も。
 
 アジア最大の肉食恐竜「タルボサウルス」コーナーと、植物食恐竜「プロトケラトプス」のコーナーは特に見もの。いずれも幼体から成体の化石がそろい、成長に伴う変化が見られるという世界でも珍しい展示です。
 
 岡山理科大学とモンゴル科学アカデミーの共同研究で大きく進展した、恐竜足跡化石や、年代測定、3D地形解析などの成果も詳しく展示。さらに展示室の窓の外には、ソテツなど、恐竜時代の植物を植栽しており、恐竜時代の雰囲気を味わっていただけます。
 
 この日、再開第1号の入場者となったのは岡山市内の会社員、河原和孝さん一家。恐竜学博物館に来たのは初めてで「規模も大きいし、驚きました」と妻の優子さん。長男の大晴君(3歳)が大の恐竜好きで、フィギュアを集めたり、和孝さんと一緒に恐竜の名前を覚えたりしているとか。「恐竜が子供と共通の趣味です」と和孝さん。「楽しかった。近いうちにまた来たい」と笑顔で話していました。
                    

恐竜学博物館のメイン展示を全面リニューアル 予約制で一般公開再開

プロトケラトプスの幼体から成体まで展示、成長過程が一目瞭然

恐竜学博物館のメイン展示を全面リニューアル 予約制で一般公開再開

タルボサウルスも幼体から成体まで展示しています

恐竜学博物館のメイン展示を全面リニューアル 予約制で一般公開再開

ゴビハドロスの骨格標本(手前下)はここでしか見られません

恐竜学博物館のメイン展示を全面リニューアル 予約制で一般公開再開

研究現場を間近に見ることが出来ます

恐竜学博物館のメイン展示を全面リニューアル 予約制で一般公開再開

A1号館のサテライト展示にはプレストスクスが仲間入り

恐竜学博物館のメイン展示を全面リニューアル 予約制で一般公開再開

A1号館エントランスで来場者を迎えるタルボサウルスの全身骨格標本