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学生たちが考えた原案もとに特別支援学校の新教材誕生! 全国で「優秀賞」受賞!
学生たちが考えた原案もとに特別支援学校の新教材誕生! 全国で「優秀賞」受賞!
2019.07.16更新
理大レポート
[岡山キャンパス]
二つの教材を手にする(左から)平田さん、村田さん、眞木さん、札埜准教授
障がいを持った人に安全安心な消費生活をと岡山理科大学教育学部中等教育学科の学生たちが考えた授業・教材が基になって、岡山県の特別支援学校向けの新たな教材が誕生しました。インターネットショッピングとゲーム課金の二つをテーマにまとめたもので、学生たちは「障がい者の皆さんの消費生活改善に少しでも役に立てば」と期待を込めています。教材は公益社団法人「消費者教育支援センター」(東京)の消費者教育教材資料表彰2019で「優秀賞」を受賞しました。
中等教育学科・国語教育コースの札埜和男准教授研究室の平田丞(たすく)さん、眞木斐乃子さん、村田貴章さんらゼミ生9人。札埜准教授が岡山県の「障害のある人の安全安心な消費生活支援ネットワーク事業業務のための研究会」のメンバーだったことから、ゼミで教材作りに取り組むことになりました。
教材作りは試行錯誤の連続でした。「障がいを持った人は何が出来て、何が出来にくいのか、それを確認することから始めました」と平田さん。特別支援学校に足を運び、話し合いを重ねる中で、「言葉を噛み砕いて分かりやすく、丁寧に説明すること」をコンセプトに教材作りに取り組みました。
インターネットショッピングの教材では、「『利用規約』とはサイトを使うときの『ルール』という意味です。『同意』とは『はい、分かりました』という意味です」。ゲーム課金の教材では、「ゲームを続けるためにお金を支払うときは、いくらまで使えるか、おうちの人と相談しましょう」--。
いずれも1例ですが、イラストをふんだんに使ったスライドで分かりやすく説明。トラブルが起きたら消費生活センターに相談を、と呼び掛けました。
この教材を使って今年1月、県立岡山東支援学校でモデル授業を行ったところ、非常に好評だったことから、実際に教材が作成されることになりました。岡山県が今年3月に「インターネットショッピング授業教材パック」(全36ページ)「支払い授業パック」(全39ページ)として発行しました。岡山県内の特別支援学校に配布されました。
消費者教育支援センターの消費者教育教材資料表彰2019には全国から55点の応募があり、この教材を含めて19点が優秀賞を受賞しました。
「障がいを持った人に授業する時には気遣いとか言葉選びとか、言葉も分かりやすいようにいろいろ変える必要があることが分かった」と平田さん。村田さんも「もっと言葉を砕くとか、優しい言葉、スピードとかも相手に応じて変えないといけない」。イラストが得意な真木さんは「絵とか視覚からの情報も、伝えるという点でとても有効なことがよく分かった」。今回の経験はゼミ生にとってかけがえのないものになったようです。
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中等教育学科・国語教育コースの札埜和男准教授研究室の平田丞(たすく)さん、眞木斐乃子さん、村田貴章さんらゼミ生9人。札埜准教授が岡山県の「障害のある人の安全安心な消費生活支援ネットワーク事業業務のための研究会」のメンバーだったことから、ゼミで教材作りに取り組むことになりました。
教材作りは試行錯誤の連続でした。「障がいを持った人は何が出来て、何が出来にくいのか、それを確認することから始めました」と平田さん。特別支援学校に足を運び、話し合いを重ねる中で、「言葉を噛み砕いて分かりやすく、丁寧に説明すること」をコンセプトに教材作りに取り組みました。
インターネットショッピングの教材では、「『利用規約』とはサイトを使うときの『ルール』という意味です。『同意』とは『はい、分かりました』という意味です」。ゲーム課金の教材では、「ゲームを続けるためにお金を支払うときは、いくらまで使えるか、おうちの人と相談しましょう」--。
いずれも1例ですが、イラストをふんだんに使ったスライドで分かりやすく説明。トラブルが起きたら消費生活センターに相談を、と呼び掛けました。
この教材を使って今年1月、県立岡山東支援学校でモデル授業を行ったところ、非常に好評だったことから、実際に教材が作成されることになりました。岡山県が今年3月に「インターネットショッピング授業教材パック」(全36ページ)「支払い授業パック」(全39ページ)として発行しました。岡山県内の特別支援学校に配布されました。
消費者教育支援センターの消費者教育教材資料表彰2019には全国から55点の応募があり、この教材を含めて19点が優秀賞を受賞しました。
「障がいを持った人に授業する時には気遣いとか言葉選びとか、言葉も分かりやすいようにいろいろ変える必要があることが分かった」と平田さん。村田さんも「もっと言葉を砕くとか、優しい言葉、スピードとかも相手に応じて変えないといけない」。イラストが得意な真木さんは「絵とか視覚からの情報も、伝えるという点でとても有効なことがよく分かった」。今回の経験はゼミ生にとってかけがえのないものになったようです。