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千葉助教も研究に参加 北海道で見つかった恐竜化石「むかわ竜」は新属新種と判明
2019.09.09更新理大レポート [岡山キャンパス]

生物地球学部の千葉謙太郎助教

カムイサウルス・ジャポニクス(北海道大学プレスリリースより)

2019.09.09更新理大レポート [岡山キャンパス]

生物地球学部の千葉謙太郎助教

カムイサウルス・ジャポニクス(北海道大学プレスリリースより)
この恐竜は、2013年7月に北海道むかわ町穂別に分布する上部白亜系函淵層の海成層(約7,200万年前)から見つかったもので、その後の発掘調査の結果、全身の8割を超える骨が保存されていることが分かり、大型恐竜としては国内で最も完全に近い全身骨格となりました。
骨の解剖学的特徴を観察した結果、エドモントサウルス類に近く、その中でも特に中国のライヤンゴサウルスやロシアのケルベロサウルスに近いことが分かりました。また、この全身骨格には、これまで知られている恐竜にない固有の特徴が複数あったため、新属新種と判定されました。学名はアイヌ語で神を意味する「カムイ」から、「日本の恐竜の神」の意味が込められています。
それぞれの動物種の固有の特徴は、成体にのみ見られるものが多いのですが、本学の千葉助教が脛の骨の内部構造を観察した結果、年輪のような成長線が観察され、この個体が死亡時に9歳以上の成体であったことが分かりました。このことから、カムイサウルスの標本が新種の記載に最適な標本であることも分かりました。
千葉謙太郎助教の話 北海道で恐竜少年として育ち、穂別にも何度も足を運んでいたので、北海道からこのように世界に誇れる素晴らしい恐竜化石が発見され、さらにその論文に研究者として関わることが出来て感無量です。岡山にも恐竜時代の地層があるので、このような素晴らしい発見が岡山であることも期待できるかもしれません。