カリキュラムポリシー(理学部)

カリキュラムポリシー(理学部)

理学部カリキュラムポリシー

  「理学部共通科目」の中に用意した人間・社会・地球環境に配慮した幅広い一般教養・社会常識・国際感覚を身につけるための科目を2年次までに学習できるように配置する。プレゼンテーション資料やプリントなどを補完資料として用いた講義中心の教育に加え、能動的な学習方法を一部取り入れた教育を行い、教育推進機構所属のセンターと協力して学生を総合的に評価することにより、教育課程編成・実施の方針を継続的に評価・検討する。

 数理・科学全般の基礎知識を身につける入門科目・基礎科目及び基礎実験科目を初年次から配備する。知識・技能を定着させるために能動的手法を用いた教育を行い、センターと協力して学生を総合的に評価することにより、教育課程編成・実施の方針を継続的に評価・検討する。

 異文化理解を深め、国際感覚に優れた豊かな人間性を涵養するために、英語を中心とした外国語を4年間通じて継続的に学修することができる科目を「理学部共通科目」の中に配置する。少人数クラス及び到達度別クラス編成により、アクティブラーニングを積極的に取り入れた教育を行い、センターと協力して学生を総合的に評価することにより、教育課程編成・実施の方針を継続的に評価・検討する。

 専門基礎知識を身につけ、課題解決能力をもつ人材を養成し、さらに、この能力を実践的に高めるために、初年次から4年次までを通して、専門科目を体系的に学習できるように配備する。配備した学年に対応して演習・実験・実習などを取り入れた能動的学習手法と講義による教育を行い、講義・演習・実験・実習中の取り組みやレポートならびに達成度確認テストなどの学科で定めた学修成果の指標に基づいて評価する。加えて課題発見能力を併せもつ人材の養成を行うために、4年次に個別指導による卒業研究または特別研究を課し、卒業研究論文やポスターまたは口頭発表などからルーブリック等を活用して総合的な最終評価を行う。これらの学生評価の指標から教育課程編成・実施の方針を継続的に評価・検討する。

 国家資格をもつ人材の養成を行うために、国家資格取得を支援する科目を整備する。演習中心の教育と個の学習を重視した教育を行い、国家試験に対応した模擬試験などの学科で定めた学修成果の指標に基づいて評価する。また、数学・理科を中高生に教える優れた教員を養成するために、「理学部共通科目」として、理数系教員養成プロジェクト科目を置き、アクティブラーニングによる少人数教育を行い、担当教員の定めた学修成果の指標に基づいて評価する。これらの学生評価の指標から教育課程編成・実施の方針を継続的に評価・検討する。

 社会参加の基礎力をもった人材を養成するために、情報基礎能力・文章作成能力・発表能力などを養う科目、企業研究に通じる科目を「理学部共通科目」の中に整備する。個の学習とグループ学習などを用いた能動的な手法を用いた教育を行い、センターと協力して学生を総合的に評価することにより、教育課程編成・実施の方針を継続的に評価・検討する。

 

応用数学科

 カリキュラムは基盤教育科目(ライフ・キャリアデザイン系科目、人間・社会科学系科目、科学技術系科目、外国語系科目、ブランド系科目)専門教育科目などで構成されており、専門教育科目の教育内容は以下の1~5の通りである。
 また、基盤教育科目の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマポリシー)の関与度、並びに、各専門教育科目や卒業研究の対応関係を「教育の目標と方針」の別表にそれぞれ示す。いずれの科目も、学修の成果(試験、課題、レポートなど)によって総合的に評価する。なお、カリキュラム全体の改善については、毎年度、ディプロマポリシーの到達度をチェックすることによって行う。

  1. 数学と数理科学の基礎となる微分積分学と線型代数学を初年次から2年次にかけて配備する。
  2. 上記と並行して、情報化社会に不可欠なコンピュータ・リテラシーなどの修得のために、さらに確率論および数理統計学の基礎理論、計算機科学の基礎のための教育を行う。
  3. 2年次には専門科目への橋渡しとなる演算の数理、形の数理、偶然の数理、現象の数理などを配備する。
  4. 3年次においては数学と数理科学の各分野別に高度な知識と能力を修得するための専門科目を配備する。具体的には、代数学において、群・環・体の概念と理論の教育を、幾何学においては、位相や微分構造に基づいた図形の理解とその解析のための教育を、解析学においては、理学・工学において不可欠な複素解析、微分方程式、フーリエ解析などの理論の教育を、さらに数理情報学においては、計算理論、計算機システム、ネットワーク理論および数理統計学の理論とその応用としてデータ解析の教育を行う。
  5. 4年次においては、3年次までに学んだ数学・数理科学の知識を基に、7~8人の小グループのゼミに分かれ、各指導教員のもとで専門分野に関する学習・研究を行う卒業研究Ⅰ・Ⅱを配備する。卒業研究を通して、数学・数理科学における研究の手法や論文の作成法について学び、問題解決能力やプレゼンテーション能力を磨き上げる。
化学科
 カリキュラムは、基盤教育科目(ライフ・キャリアデザイン系科目、人間・社会科学系科目、科学技術系科目、外国語系科目、ブランド系科目)、基礎科目、専門科目、専門関連科目、教員養成プロジェクト関連科目、教職関連科目、博物館学芸員関連科目などで構成されており、各科目の教育内容は以下の1~7の通りである。また、基盤教育科目の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマポリシー)との関与度、並びに、各専門科目や卒業研究の対応関係を「教育の目標と方針」の別表にそれぞれ示す。いずれの科目についても、科目の評価は、学修の成果(試験、課題、レポートなど)によって総合的に行う。なお、カリキュラム全体の改善については、毎年度、ディプロマポリシーの到達度をチェックすることによって行う。
  1. 高校から大学教育への橋渡しの役割と科学関連の教養を身につけるために化学・物理学・生物学・地学の各分野の基本概念をわかりやすく解説する科目群である基盤教育科目「科学技術系科目」を初年次に設置する。また、社会での活躍や異文化理解のための幅広い教養と基礎知識を習得する上で必要な基盤教育科目(ライフ・キャリアデザイン系科目、人間・社会科学系科目、ブランド系科目)を配置する。
  2. 化学の基盤となる四つの分野(無機化学、有機化学、分析化学、物理化学)のそれぞれの基礎科目を1年次から2年次にかけて設置する。講義と演習を適切に組み合わせ、学生の自発的な学修を促すように工夫する。さらに、専門性の高い内容を扱う専門科目として、「量子化学」、「ポリマーの化学」を3年次に設置する。
  3. 現代社会や産業界に求められている緊急の課題に化学の立場から対応できる研究者、技術者、または理科教員の養成を念頭に置き、高度な専門知識を修得できる4つの専門コース(「大学院早期進学コース」、「先端化学コース」、「教職支援コース」、「資格支援コース」)を2年次から設置する。専門性の高い化学知識を学習し大学院への進学を目指す「大学院早期進学コース」および化学分野で必要な化学知識を学習する「先端化学コース」には、有機化合物、生体関連化合物等を中心に有機化学系列を学習する「バイオ・有機物質創成プログラム」、公害問題、環境分析、生体分析等を中心に物理化学、分析化学系列を学習する「生体・環境分析プログラム」、無機材料等を中心に無機化学系列を学習する「マテリアル創成プログラム」の3つの教育プログラムを設置する。また、教員を目指す「教職支援コース」の学生には「教職支援プログラム」を、資格取得を目指す「資格支援コース」の学生には「資格支援プログラム」を設置する。各プログラムの関連分野における高度な知識を修得するための専門科目を2年次、3年次に設置する。
  4. 研究者、技術者または理科教員として必要な化学全般に関する知識と技能を身につけ、研究・教育に携わる者が認識すべき倫理観や責任を自覚するために、化学実験科目を設置する。
  5. 興味のある化学のテーマについて自ら調べ、発表することを通じて化学についての関心・理解を深めるとともに、プレゼンテーション能力を育成するための専門科目を設ける。さらに、化学の基礎知識とともに実践的な実験技術に習熟し、総合的判断力、問題設定・解決能力、論理的思考能力、国際的な視野を身につけさせるために、「卒業研究Ⅰ、Ⅱ」を4年次に配置する。また、専門知識と研究実践力を高めるために卒業研究と同等な研究活動を行う、「大学院早期進学コース」向けの「化学特別実験」およびそれ以外のコース向けの「先端化学実験」を3年次に設置する。
  6. コンピュータとネットワークに対する知識や情報活用能力と情報倫理についての知識や技能を習得できる情報関連科目を設置する。
  7. 中学校・高校の理科教員を目指した教員免許取得のために必要な科目を設置し、教職支援センターとの連携によって教員免許取得を支援する教員養成プロジェクト関連科目を設置する。
応用物理学科

 カリキュラムは、基盤教育科目、基礎科目、専門科目、臨床工学コース専門科目、卒業研究、専門関連科目などで構成されており、各科目の教育内容は以下の1~5の通りである。特に、応用物理学科では物理学の専門基礎及び実験知識を体系的に身につけるために、1年次から4年次に向けて基礎科目から専門科目を順次履修するカリキュラム構成となっている。また、基盤教育科目の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマポリシー)とカリキュラムの対応関係、並びに、各専門科目や卒業研究の対応関係を「教育の目標と方針」の別表にそれぞれ示す。いずれの科目も、学修の成果(試験、課題、レポートなど)によって総合的に評価する。なお、カリキュラム全体の改善については、毎年度、ディプロマポリシーの到達度をチェックすることによって行う。

  1. 1年次に物理学分野を支える数学の基礎的な事項を習得することのできる数学系科目や、「力学」、「基礎電磁気学」、「物理学基礎実験」等の物理系基礎科目の学習から、基本的な力学や電磁気学の法則を説明する力や実験を計画・実施する力を養う。
  2. おもに2年次以降に開講される専門科目を通じて、物理科学専攻では産業用機器の動作原理を理解し、原理や使用方法をわかりやすく説明することができる能力を育成する。また、臨床工学専攻では医療機器の動作原理を理解し、原理や使用方法をわかりやすく説明することができるように医用工学・工学分野の専門科目を中心に学習する。
  3. 4年次には全学生が指導教員のもとで「特別研究」または「臨床実習」を中心に据えて、知識・技能の実際的な運用能力の養成と定着を図る。
  4. 全学的なキャリア教育科目や学科独自の新入生研修プログラム、「特別研究(Ⅰ&Ⅱ)」及び「臨床特別研究」を通じて、社会と主体的・協働的に関わり、社会人としての知識や技能及び倫理観を修得させる。応用物理学科に関わる学問分野でのコミュニケーションに必要な英語を継続的に学習させるために「専門英語」を配置する。
  5. 物理科学専攻及び臨床工学専攻の両専攻で、大学卒業後に教員になることを希望する学生に対して、〔中学校教諭 一種免許(理科)〕及び〔高等学校教諭 一種免許(理科)〕を取得できるように、申請条件充足状況を評価しつつ、学習させる。
基礎理学科
  • A.教育課程は基盤教育科目と専門教育科目で構成する。専門分野の知識や技能を学修する上で必要になるとともに、生涯にわたって必要となる、数学、理科(物理・化学・生物・地学)、教育の基礎的な知識・手法・考え方を身につけて、実際に活用することができるようになるために基礎科目(数学・理科・教育)を配置する。これからの情報化社会で生きる社会人の基礎となる情報・IT技術の基礎的な知識・手法・考え方を身につけて、社会人として倫理的にそれらを活用することができるようになるために基礎科目(情報)を配置する。
  • B.複数の分野の専門的知識・手法・考え方を身につけて、それぞれの専門分野で活用することができるように、講義形式だけでなく演習・実習や実験を取り入れた専門科目(情報、数学、エネルギー環境、生命環境、地球環境)を配置する。
  • C.社会人としての基礎力である自己理解力や自己管理力を身につけるために1年次に基礎科目(基礎理ゼミ)を配置する。2、3年次にはいろいろな諸問題に自ら進んで他者と協働して、多方面からアプローチする能力を身につけていて、それらを活用できるように、社会とのつながりを重視したプログラムを取り入れたコース専門科目(自己実現プログラムⅠ・Ⅱ)を配置する。これらの科目によって、学科として一貫性のあるキャリア教育を行う。自然科学や社会の種々の課題に探究心をもって取り組むとともに、4年次の卒業研究をスムーズに実施するために少人数のゼミナール形式の授業であるコース専門科目(探究ゼミナールⅠ・Ⅱ)を配置する。
  • D.教職を希望する学生に対しては、実践的な指導力を身に付けるためにグループ活動、問題解決学習、能動的学習方法や実習・実験を取り入れたコース専門科目(理数系教員コース科目)を配置する。研究者や企業人を希望する学生に対しては、より専門的な実験や大学院開講科目を受講できるコース専門科目(総合理学コース科目)を配置する。基礎科目や専門科目で獲得した知識・手法や考え方を総合的に活用して、専門分野の課題を解決するために、必要な知識や情報を収集・解析して、実験計画を立案、実行するとともに、その成果を口頭発表と論文にまとめる卒業研究を配置する。
生物化学科

 カリキュラムは、共通科目である基盤教育科目(ライフ・キャリアデザイン系科目、人間・社会科学系科目、科学技術系科目、外国語系科目、ブランド系科目)に加えて、生物化学科で設置している基礎科目、専門科目、卒業研究、専門関連科目などから構成され、各科目の教育内容は以下の1~5の通りである。また、基盤教育科目の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマポリシー)との関与度、並びに、各専門科目や卒業研究の対応関係を示したカリキュラム・ツリーを「教育の目標と方針」にそれぞれ示す。いずれの科目も、学修の成果(試験、レポートなど)によって総合的に評価する。なお、カリキュラム全体の改善については、毎年度、ディプロマポリシーの到達度をチェックすることによって行う。

  1. 大学における学びへの適応をはかり、生物学と化学を中心としたバイオサイエンスやバイオテクノロジーに関わる幅広い分野に興味・関心をもたせるため、1年次に高校と大学をつなぐ科目として生物学概論、化学概論を配置する。また、専門分野へ導入する科目として生物化学トピックス、バイオテクノロジー概論を配置する。それらに関する知識・技能を習得する上で必要な自然科学の基礎となる科目(基礎科目)を1年次から2年次にかけて配置する。基礎科目を履修することで、自然科学の基礎知識とその応用力を身につけさせる。
  2. 社会での活躍や異文化理解のための幅広い教養と基礎知識を習得する上で必要な基盤教育科目を配置する。
  3. 1年次に情報学の基礎となる科目を配置し、コンピューターやネットワークを実際に利用するための技術を習得させる。
  4. 専門科目を、2年次、および、3 年次に配置する。細胞機能・バイオテクノロジー、天然物・有機化学、発酵・食品化学、環境・分析に関する科目を配置し、バイオサイエンスやバイオテクノロジーに関わる幅広い分野を興味に応じて学修させ、幅広い専門知識を修得させる。それと同時に、希望する卒業研究に関連する専門分野に関しては、できるかぎり深く学ばせる。
  5. 1年次から2年次にかけて初歩的な実習科目(生物学基礎実験、化学基礎実験)を、3年次に必修の実習科目(生物化学実験Ⅰ~Ⅳ)を配置する。これら実習科目において、与えられた課題に取り組むとともに必要な情報を自ら収集し、レポートとしてまとめ、プレゼンテーションする。この過程の中で計画立案、論理的思考など、課題解決に関わる一連の基礎能力を修得させる。さらに4年次の卒業研究を通して、これまでに習得した技能・思考力を実際的に運用する能力を身につけさせる。
臨床生命科学科

 理学的素養を有し基礎医科学・臨床科学を熟知した人材を養成するため、パワーポイント、プリントや学習ビデオなどを用いた講義に加え実験・演習・実習等の教育を行い、学修成果の指標に基づいて評価する。また、基盤教育科目の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマポリシー)とカリキュラムの関与度、並びに、各専門教育科目や卒業研究の対応関係を「教育の目標と方針」の別表にそれぞれ示す。いずれの科目も、学修の成果(試験、課題、レポートなど)によって総合的に評価する。なお、カリキュラム全体の改善については、毎年度、ディプロマポリシーの到達度をチェックすることによって行う。

  1. 1年次では、全学科共通で自然科学の基礎科目を主に習得する。基礎科目には、「一般化学」「一般生物学」「生物有機化学」「生物化学Ⅰ」「生物化学Ⅱ」などの生物学・化学に関する科目を配置する。また、専門基礎科目として「基礎栄養学」「食品学総論」「医学概論」なども学習する。これにより学科の教育目標である基礎医科学・臨床科学の基礎を学び同時に、1年次末のコース分けの際の進路選択が容易になるように配慮している。
  2. 2年次からは学生は基礎医科学コースと臨床科学コースに分かれる。基礎医科学コースでは、基礎医科学実験の科目、臨床科学コースでは臨床科学実習の科目を配置する。ここでは、本学科の特徴である基礎医科学・臨床科学を熟知した人材の養成という目標を達成すべく、専門基礎科目、専門科目は実習科目以外、両コースの学生が自由に学べるように配慮している。
  3. 3年次では、基礎医科学コースの実習科目は基礎医学を理解し研究力を養うことを意識した科目を配置する。また臨床科学実験の科目は「臨床検査技師国家試験受験資格」取得に必要なものを中心に配置する。しかし、このようなキャリア取得をめざす実験科目においても、「物質」や「生命」といった理学的概念を意識して学ぶことができるよう配慮している。
  4. 4年次では研究室に分かれ、4年間の勉学の集大成として教員による個別指導により、基礎医科学コースでは、「卒業研究」、臨床科学コースでは、「特別研究」の研究活動に取り組む。各コースの研究成果は卒業研究要旨にまとめ、ポスターまたは口頭発表などにより研究成果報告を行う。
  5. 臨床科学コースは、5週間の臨地実習期間を設け、臨床検査技師の実際の仕事の体験学習を行い、臨地実習に関わる医師・検査技師の所見および報告書に基づいて評価する。基礎医科学コースの学生は、「食品衛生管理者および監視員」の国家資格、臨床科学コースの学生は「臨床検査技師国家試験受験資格」を必要科目の単位取得を条件に卒業と同時に得られる。
  6. 人文学・社会科学・健康科学・自然科学・情報科学など、知的社会人としての基盤構築、豊かな人間性の養成に必要な科目は、全学年を通じて配置する。
  7. 自らのキャリア形成に必要な知識・技能および倫理観を身につけることのできる科目を配置する。
  8. 英語を中心とした外国語を、4年間を通じて継続的に学修することができる科目を配置する。1年、2年次は「基礎的英語」、3年次は「専門英語」、4年次は卒業研究に連関させ、国際的な英語論文から情報を収集する教育をゼミ単位で配置する。
  9. 以上のカリキュラムに加え、基礎医科学コースでは、将来教職に就きたい学生のため、「中学校教諭一種免許状(理科)」、「高等学校教諭一種免許状(理科)」を取得するための科目を受講できるようにも配慮し、多様な技能や人間力を高めることができるように支援する。
動物学科

 広範な動物学および自然科学の基礎的な知識、環境、人間社会との関わりについて学び、科学的な知識と同時に社会的な倫理までも涵養しつつ、自主的に活動し、責任ある行動ができるような人材を育てる。そのために学位授与の方針にそって次のような教育課程を編成する。なお、カリキュラム全体の改善については、毎年度、ディプロマポリシーの到達度をチェックすることによって行う。

  1. 大学における学びへの適応をはかり、生物学、中でも動物に関連した分野を中心とした幅広い分野に興味・関心をもたせ、それらに関する知識・技能を習得する上で必要な基礎となる科目(動物生理学、動物比較解剖学、動物遺伝学、動物生化学など)を初年次から2年次にかけて配置する。また、科学データの取り扱いの基本を習得するための科目(情報リテラシー、パソコン演習など)を初年次に配置する。これらの科目を履修することで、動物学を学ぶ上での基本となる知識とこれらを応用する能力基盤を身につけさせる。また、社会への貢献や異文化理解のための幅広い教養と基礎知識を習得する上で必要な基礎知識を身につけてもらうため1~3年次に基盤教育科目(ライフ・キャリアデザイン系科目、人間・社会科学系科目、科学技術系科目、ブランド系科目)を配置する。国際的視野を養うために必要な外国語の基礎能力を身につける科目として1~3年次に基盤教育科目(外国語系科目)を配置する。これらの科目については客観的な知識・理解の指標に加えて学修の成果物等を総合的に評価することにより教育課程編成・実施の方針を継続的に検討する。
  2. 多様な動物とそれを取り巻く地球環境・社会状況への理解の基盤となる科目(動物生殖学、動物保全学、脊椎動物学Ⅰ~Ⅳなど)と、これまでに得た知識を主体的な理解へと昇華せせるための実習科目(動物発生学実習、野外調査実習、動物解剖学実習など)を2年次に配置する。これらを履修することで、動物学の知識・技能を学問的、社会的課題に応用するための基礎知識と技術を習得させる。これらの科目については客観的な知識・理解の指標に加えて学修の成果物等を総合的に評価することにより教育課程編成・実施の方針を継続的に検討する。
  3. 動物学の実践的な知識を体系化した科目(実験動物学、動物病理学、動物社会学など)と、技術の習得のための応用的な実習科目(動物実験・検査学実習、動物保全・育種学実習など)を3年次に中心的に配置し、これら動物学に関わる幅広い分野について興味や適性に応じて学修させる。これらの科目を履修することを通して幅広い専門知識を修得させる一方で、希望する卒業研究に関連する専門分野に関しては、可能な限り深く学ばせる。これらの科目については客観的な知識・理解の指標に加えて学修の成果物等を総合的に評価することにより教育課程編成・実施の方針を継続的に検討する。
  4. 動物学や科学知識と社会倫理を調和させた判断力や行動力、グローバルなコミュニケーション能力を涵養するために、実験・実習でフィールドワーク(野外調査実習、卒業研究など)やグループワーク(動物生理・生化学実習、野外調査実習など)、卒業研究や講義等(動物関連法規など)でのプレゼンテーションワークの機会を導入するほか、英語での情報収集・発信の基礎作り(専門英語Ⅰ・Ⅱなど)も行う。これらの科目については、客観的な知識・理解の指標に加え各種ワークの成果等を総合的に評価することを通して教育課程編成・実施の方針の検討を継続的に行う。
  5. 大学で動物学を学んだ社会人として、一般的な倫理や動物に対する倫理観の歴史的な変遷を理解し、実践的知識として身につけておくために、初年次に動物誌、動物と人間、3年次に動物関連法規を配置する。これらの科目については客観的な知識・理解の指標に加えて学修の成果物等を総合的に評価することを通して教育課程編成・実施の方針の検討を継続的に行う。