生物地球学部カリキュラムポリシー
本学科のカリキュラムは、全学共通の基盤教育科目と生物地球学科独自の専門教育科目からなり、専門教育科目は、基礎科目、専門科目、上級科目、卒業研究、専門関連科目で構成される。各科目の教育内容と年次進行は以下の1~6のとおりである。いずれの科目も、学修の成果(試験、課題、レポートなど)によって総合的に評価する。
- 基盤教育センター及びキャリア支援センターと連携して、大学での学びへの適応を図り、幅広く深い教養を身につけ、社会人としての基盤を築き、豊かな人間性の育成を目指した基盤教育科目を置き、その中でも特に学科の教育に強く関連する科目については、推奨基盤教育科目に指定する。また、基盤教育科目には外国語系科目を置き、外国語を継続的に学修する機会を与え、各種学術情報の深く理解する能力や技術、世界に向けて情報発信するスキル、海外におけるフィールドワーク、学会等で必要となる基礎的なコミュニケーション能力の養成をはかる。
- 初年次に、専門教育科目の導入となる基礎科目を置き、最新トピックスや学科の学位認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)の実現に必要となる基礎的な事項を学修する科目を配置して、人・生物・地球・宇宙の姿とそれぞれの相互関係を認識させる。また、自然の事物を実際に観察したり、触れたりする経験を積むことができるフィールドワークを行なう実習科目を用意し、基礎的なフィールドワーク技術を修得させるとともに、本学科で学ぶ意欲の向上を図る。
- 2年次以降でも基盤教育の履修を通じて、幅広い人間性と教養を養う。同時に専門教育科目に置かれた専門科目を履修して、基礎から応用に至る、体系的な知識や技能を身につけさせる。専門科目には、フィールドワークを重視した実習科目も設置し、フィールドワークの基本技能や、収集データの処理法や解析方法を学び、同時に、主体的に学修する態度や共同して事物に取り組む姿勢を身につけさせる。これらを専門的・学際的・体系的に学ぶことができるようにするため、複数の科目を組み合わせたコースを履修モデルとして提示する。学生は各コースのカリキュラムに沿って学修を進める。
- 上級科目には、最新の研究手法や研究成果を紹介する特別講義を置いて、知識の深化と学修モチベーションの向上を図る。また、学芸員資格の取得を目指す学生を対象とした野外博物館実習の科目を配置し、発展的・実践的な展示やプレゼンテーション方法、資料の保存や整理方法などを体験したり、学外の一般市民を対象に展示発表を行うことにより、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を高める。
- 本学科における学びの総まとめとして、卒業研究を置く。卒業研究では、実践的なフィールドワークを経験して、広く深く学んだ知識の統合、問題解決能力、情報の収集と分析能力、主体性な学修力、コミュニケーション能力を総合的に向上させる。
- 中・高等学校の教員免許取得を目指す学生を対象とした専門関連科目を置き、基盤教育センター等と協力しながら、基礎的かつ幅広い科学的知識の修得や技能の向上を図る。