アドミッションポリシー(理学部)

アドミッションポリシー(理学部)

理学部アドミッションポリシー

 理学部では、本学の教育理念「学際領域に着目し、理論研究と応用技術の密接な関連により、創造力の開発と養成を目指す教育を行う」を踏まえ、幅広い教養と社会常識、異文化を理解する国際感覚と倫理観、広い視野と創造性をもつ人材の養成を目指している。そのために、以下の資質をもつ人を国内外から幅広く求める。

  • A.理学部の教育を受けるために必要な基本知識や技能を身につけている。
  • B.理学部において教育を受け学修するために必要なコミュニケーション技能を身につけている。
  • C.身につけている知識や技能に基づいて論理的に考え判断し、説明や行動ができる。
  • D.数理科学・自然科学に関心をもち、自身が志向する目的を達成するため、主体的で協働的な学修活動を通じて知識や経験を重ねていく向上心や情熱を有する。
  • E.本学部での学修を通じて自身のもてる能力を伸ばし、社会に貢献する意欲を有する。

 

求める人物像
  • 上記の教育理念及び教育目標を理解し、数理科学・自然科学の真理探究に強い関心をもつ人
  • 数理科学・自然科学を学ぶために必要な知識・技能をもち、論理的に考えることを通して主体的及び協働的に学修できる人
  • 社会に貢献する意欲のある人
学んできてほしいこと
  • 数理科学・自然科学の基礎を理解するために必要な知識・技能を身につけていること
入学者選抜の基本方針

◇総合型選抜

 総合型選抜では、高等学校の調査書、基礎資料(共通課題、学科課題)、基礎的な試問を含む個人面接及びグループ面接等により、志望する専門分野を学ぶ上で必要な能力、意欲・関心及び適性、コミュニケーション技能・協調性を、主に以下の事項を中心に多面的かつ総合的に評価する。

  • 勉学に対する意欲と、数理科学・自然科学の真理探究に対する情熱を評価する。
  • 主体性をもって多様な人々と協働して学習する態度を評価する。
  • 高等学校で修得した基礎的な知識・技能と、それらを活用し自ら課題を発見・探究・解決し、その成果の表現に必要な思考力・判断力・表現力を評価する。

 
◇学校推薦型選抜(特別推薦入試)

 学校推薦型選抜(特別推薦入試)では、高等学校の推薦書・調査書、基礎的な試問及び面接等により、志望する専門分野に対する学修への意欲・関心、コミュニケーション技能、表現力及び高等学校での学習の成果を、主に次の事項を中心に、多面的かつ総合的に評価する。

  • 勉学に対する意欲と、数理科学・自然科学の真理探究に対する情熱を評価する。
  • 主体性をもって多様な人々と協働して学習する態度と、自ら課題を発見・探究・解決し、その成果の表現に必要な思考力・判断力・表現力を評価する。
  • 高等学校で修得した基本的な知識・技能の成績を重視した評価を行う。

 
◇学校推薦型選抜(推薦入試)
 学校推薦型選抜(推薦入試)では、高等学校の調査書により高等学校で修得した知識・技能を評価し、基礎的な試問により志望する専門分野の基本的な知識・技能の理解度を評価する。
 
◇一般選抜(一般入試)
 一般選抜(一般入試)では、学力検査(記述式問題を含む)により、志望分野を学ぶ上で必要な知識・技能、思考力・判断力・表現力を評価する。
 
◇一般選抜(共通テスト利用入試)
 一般選抜(共通テスト利用入試)では、大学入学共通テストの成績により、志望する専門分野に必要な知識・技能及び思考力・判断力・表現力を評価する。
 
◇特別入学者選抜(帰国生徒入試)
 特別入学者選抜(帰国生徒入試)では、経歴書等の提出書類、基礎資料(共通課題)、面接、試問により、志望する専門分野を学ぶ上で必要な能力、意欲及び適性を、主に次の事項を中心に多面的かつ総合的に評価する。

  • 勉学に対する意欲と、数理科学・自然科学の真理探究に対する情熱を評価する。
  • 主体性をもって多様な人々と協働して学習する態度と、自ら課題を発見・探究・解決し、その成果の表現に必要な思考力・判断力・表現力を評価する。
  • 高等学校程度の基礎的な知識・技能を評価する。

 
◇特別入学者選抜(社会人入試)
 特別入学者選抜(社会人入試)では、経歴書等の提出書類、基礎資料(共通課題)、試問及び面接により、志望する専門分野を学ぶ上で必要な能力、意欲及び適性を、主に次の事項を中心に多面的かつ総合的に評価する。

  • 勉学に対する意欲と、数理科学・自然科学の真理探究に対する情熱を評価する。
  • 主体性をもって多様な人々と協働して学習する態度を評価する。
  • 基本的な知識・技能を活用し、自ら課題を発見・探究・解決し、その成果を表現するのに必要な思考力・判断力・表現力を評価する。

 
◇特別入学者選抜(国際バカロレア入試)
 特別入学者選抜(国際バカロレア入試)では、基礎資料(共通課題等)、試問及び面接により、志望する専門分野を学ぶ上で必要な能力、意欲及び適性を、主に次の事項を中心に多面的かつ総合的に評価する。

  • 勉学に対する意欲と、数理科学・自然科学の真理探究に対する情熱を評価する。
  • 主体性をもって多様な人々と協働して学習する態度を評価する。
  • 基本的な知識・技能を活用し、自ら課題を発見・探究・解決し、その成果を表現するのに必要な思考力・判断力・表現力を評価する。

 
◇特別入学者選抜(留学生入試)
 特別入学者選抜(留学生入試)では、書類審査、試問及び面接により、志望する専門分野を学ぶ上で必要な能力(日本語の能力を含む)、意欲及び適性を、主に次の事項を中心に多面的かつ総合的に評価する。

  • 勉学に対する意欲と、数理科学・自然科学の真理探究に対する情熱を評価する。
  • 主体性をもって多様な人々と協働して学習する態度と、自ら課題を発見・探究・解決し、その成果の表現に必要な思考力・判断力・表現力を評価する。
  • 日本語の能力及び高等学校程度の基礎的な知識・技能を評価する。

応用数学科

 応用数学科では、現代数学の諸問題に広く応用される基盤科学としての数理科学に関する理論・応用両面の基礎知識を修得した人材の養成を目的としている。
 そのため、以下の資質をもつ人を国内外から幅広く求める。

求める人物像
  • 数学に興味をもち、さらに知識・理解を深めたいと考える人
  • 数学的知識と情報技術を身につけ、社会に貢献したり、次世代に伝えたいと考える人
  • 数学の体系に多面的に関心をもち、学習を行おうとする人
  • 数学・情報の基礎知識及び技能を積極的に身につけようとする人
学んできてほしいこと
  • 数学I、数学II、数学A、数学Bに相当する内容の思考方法を学び、論理的な考え方を身につけ、計算力を修得していること
  • さまざまな問題について、論理的に思考し、自分の考えを表現できること

基礎理学科

 基礎理学科では、自然科学、数理科学、情報科学の各分野の基礎的かつ総合的な学習と複数の分野が融合する学際領域の研究体験を通して、教育界や産業界などで活躍できる人材の養成を目指している。そのため、1年次から各分野の基礎的な知識・手法・考え方を講義・演習・実習を通じて身につける。2年次秋学期からは「総合理学コース」と「理数系教員コース」に分かれ、自らが指向する分野の専門的知識・手法・考え方を身につけ、その能力を活用するために各分野の諸問題に多様な視点に立って主体的・協働的にアプローチする能力を育てていく。
 このような観点から、基礎理学科では以下の資質をもつ人を国内外から幅広く求める。

求める人物像
  • 基礎理学科入学後のさまざまな専門科目の修得のため、数学と理科の基礎的な知識については十分理解している人
  • 身につけている知識や技能に基づいて、多面的に考え、自ら判断して課題に取り組むことができる人
  • 自然科学、数理科学、情報科学の知識・手法・考え方を身につけ、教育界や産業界で活躍したいという意欲を有する人
  • 基礎理学科の専門科目を修得するための基本的なコミュニケーション能力を有する人
学んできてほしいこと
  • 自然科学の基礎となる数学、物理学、化学、生物学、地学のいずれか複数を学んでおくこと
  • 専門としたい、または興味のある分野に関連する科目(数学、物理学、化学、生物学、地学)のうち、いずれかの科目の内容を修得しておくこと
  • 英語の基礎をしっかりと学習しておくこと
  • 高等学校レベルの現代日本語の会話力、読解力、作文力を身につけておくこと
  • 自分の考えを論理的に説明できるコミュニケーション力を身につけておくこと
   

物理学科

 物理学科では、物理学の基礎学力を備えて、それらを応用するための創造的思考力を有して社会に貢献できる人材の養成を目的としている。さまざまな自然現象の理を解明し、新しい科学技術への応用を実現するための基礎的能力を有する人材養成を教育目標としている。
 このような観点から、物理学科では以下の資質をもつ人を国内外から幅広く求める。
 
求める人物像
  • 物理学科のさまざまな専門教育科目を受講するため、高等学校等の数学と理科の基礎的な科目を履修かつ修得し、高等学校相当の知識について十分理解している人
  • 物理学科の専門科目を修得するために必要なコミュニケーションに関わる基本的技能として、国語や英語などの基礎的な知識とそれらを積極的に活用することに関心を有している人
  • 自然科学分野における基本的な法則や概念を理解しかつ活用して、課題に対して多面的に考え、その解決に向けて取り組むことができる人
  • 身近な自然現象や科学技術に対して好奇心旺盛で、主体的、協調的な学修活動を通じて知識や経験を高めていく向上心を有する人
  • 物理分野の専門知識や技能を修得して、よりよい社会をつくるために活躍かつ貢献したいという意欲を有する人
  • 物理分野の高い専門性を身につけた理科教員として、中学校・高等学校の学校教育現場で活躍したいという意欲を有する人
 
学んできてほしいこと
  • 自然科学の基礎となる数学、物理学、化学、生物学、地学のいずれか複数を学んでおくこと
  • 基礎的な英語の学力を身につけておくこと
  • 自分の考えを道筋を立てて説明できるコミュニケーション力を身についておくこと
 

化学科

 化学科では、基盤となる四つの化学分野(有機化学、無機化学、分析化学、物理化学)の基礎教育と実習、並びに「大学院早期進学コース」、「先端化学コース」、「教職支援コース」、または「資格支援コース」の専門コースにおける教育研究を通して、研究者、技術者、または理科教員として社会に貢献できる人材の養成を目的とするため、以下の資質をもつ人を国内外から幅広く求める。

求める人物像
  • 化学を中心とした自然科学全般に関する興味や探究心をもち、これらの知識、技能をいかし社会(産業界、学術界、または教育界)で貢献、活躍したいと考える人
  • 実験や研究が好きで、これらに積極的に取り組む意欲のある人
  • 科学的な知識と社会的な倫理を総合的に判断し、思考しようとする人
  • 物事を多面的に考察、理解し、要点をまとめようと努力する人
学んできてほしいこと
  • 自然科学の基礎となる数学、化学、物理学、生物学を学んでおくこと
  • 化学を学ぶために必要な基礎的な英語の学力を身につけておくこと
  • 自らの考えを整理し、論理的に説明できるコミュニケーション能力を身につけておくこと

動物学科

 動物学科では、自然科学の基礎的な知識に加えて、多様な動物やその環境について広く深い知識を備え、持続可能な地球環境と人間社会への貢献を志向し、科学知識と社会倫理を調和させた判断力と行動力をもつ人材の養成を目指している。
 このような観点から、動物学科では以下の資質をもつ人を国内外から幅広く求める。

求める人物像
  • 動物やその生息環境について知的な好奇心・探求心をもつ人
  • 広く自然科学の常識を備える人
  • 科学的な知識と社会的な倫理を総合的に判断して思考しようとする人
  • 自主的に学び、活動しようとする意欲のある人
  • 責任ある行動ができるような資質をもつ人
学んできてほしいこと
  • 理科・自然科学分野(特に生物学)をしっかり学習しておくこと
  • 英語の基礎をしっかりと学習しておくこと
  • 高等学校レベルの現代日本語の会話力、読解力、作文力を身につけておくこと
  • 解決しようとする問題点を自ら考えて整理し、筋道を立てて説明できる習慣を身につけておくこと
        

臨床生命科学科

 臨床生命科学科では、生命科学に関する幅広い知識と医学に関連する高度な専門性を備えた、医療や医薬品、福祉、食品系など多岐に渡る分野で活躍できる人材の養成を目指している。また生命現象の真理探究に意欲的で、高い倫理観と問題解決能力を有した人材の養成を重視している。本学科の「臨床検査学コース」では、科学的な考え方を通じて臨床検査医学を学び、生体情報を的確に判断できる臨床検査技師を養成する。
 このような観点から、臨床生命科学科では以下の資質をもつ人を国内外から幅広く求める。

求める人物像
  • 自然科学、生命科学に関して興味をもち、これらの分野の基礎的な知識や技能を身につけている人
  • 教育を受けるために必要なコミュニケーションに関わる基本的技能を身につけている人
  • ヒトの病気やその原因・予防などに関心があり、生命現象の真理探究に積極的に取り組む意欲のある人
  • 医学・医療に関心が強く、将来この分野で活躍したいと考えている人
学んできてほしいこと
  • 自然科学、生命科学に関連した内容について関心をもち、その基礎を学んでおくこと
  • 自然科学、生命科学の基礎となる、化学、生物学、物理学、数学を学んでおくこと
  • 臨床検査学、基礎医学を学ぶ上で必要な英語の力を十分身につけておくこと
  • 自分の考えを整理し、論理的に説明できる習慣を身につけておくこと