工学プロジェクトコース

工学プロジェクトコース

工学部

学科の枠を越えた学びとものづくりに取り組める実習主体カリキュラムで 工学のおもしろさを発見!

工学プロジェクトコース3つのポイント

工学部全学科の科目から
興味のある分野を勉強できる
1年次から「ものづくり」を
豊富に経験して単位修得が可能
卒業研究は学科の枠を越えて
選択が可能

「ものづくりをやりたい!」という声に最大限応えるコース。1年次から3年次までは、工学部各学科の枠を越えて興味のある授業が履修でき、さらに「ものづくり」を主体としたプロジェクト科目によって単位を取得できます。定員20名に対して指導教員15名という手厚い指導で3年間での着実な成長を支援。3年次までに興味のある課題(プロジェクト)を見つけ、学科の枠を越えて研究室を選択し、4年次には選んだ課題を深く研究できます。興味のある方向を中心に学びつつも、工学全般の幅広い視野と知識が自然に身につくように工夫されたカリキュラムです。

4年間の学びの流れ

1年次から、ものづくり演習がスタート

春学期で完結する入門的なものづくりプロジェクト「プロジェクトセミナー」や「チュートリアルⅠ」で、工学系の基礎知識やものづくりの流れを学び、基本的なものづくりの技術やつくり上げる達成感、ものづくりの手順を身につけます。

グループによる、ものづくりを実践

「プロジェクトⅠ」において、グループによる本格的なものづくりプロジェクトがスタート。また2・3年次に開講する「プロジェクトマネジメントⅠ・Ⅱ」では、プロジェクトを進めるために必要となる管理、計画、実施方法などの知識を学びます。

プロジェクトに必須のプレゼン能力などを習得

「プロジェクトⅢ・Ⅳ」においては実践力の習得だけでなく、コミュニケーション能力、チームメンバー間の調整力などを培います。また製作の狙いやアイデアのポイント、評価などについて発表する場では、プレゼンテーション能力を身につけます。

希望する分野の卒業研究に取り組む

3年間の学びを通して自分の進むべき方向を見定め、希望する分野の卒業研究に取り組みます。卒業研究ではプロジェクトの課題よりもさらに高度な課題にチャレンジ。社会で必要とされるデザイン能力や問題解決能力などを習得します。

学ぶ領域・分野

ロボット

機械設計、アクチュエータ、ロボット制御、画像処理、通信技術、生体情報などの専門知識を学び、ロボットの設計・製作などを通して実践力を習得する。レスキューロボットなど、今後社会のさまざまな場面でニーズが高まるロボットプロジェクトに、ゼロから完成までチームで取り組む。

新エネルギー

バイオ技術などの専門知識に加え、太陽光、風力、水力といった電力に変わる発電についてのエネルギー発生および変換工学を学ぶ。材料選定、基礎的な工学計算、図面作成、製作まで、ものづくりについて一連の流れを経験した上で、地球温暖化問題を解決する新エネルギー開発などのプロジェクトに取り組む。

新材料開発

高分子化学、電子物性工学、材料工学といった専門知識に基づき、有機ELなどの新しい発光材料、半導体材料、複合材料などについての知識を深める。新素材開発プロジェクトなどに取り組む中で、製品開発に必要とされる技能と実践力を身につけ、管理、計画、問題解決などの能力を培う。

カリキュラム

選択科目 選択必修科目 必修科目

  1年次 2年次 3年次 4年次
基礎科目 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
物理学Ⅰ・Ⅱ
物理学実験
基礎化学
基礎化学実験
情報リテラシー
コンピュータ演習
プロジェクトセミナー
プロジェクトマネジメントⅠ プロジェクトマネジメントⅡ 卒業研究Ⅰ・Ⅱ
上記以外の工学部全学科の基礎科目
専門科目 チュートリアルⅠ
プロジェクトデザイン
チュートリアルⅡ
プロジェクトⅠ・Ⅱ
チュートリアルⅢ
プロジェクトⅢ・Ⅳ
工学部全学科の専門科目
専門関連科目   工業デザイン
化学実験
 
上級科目 上級数学Ⅰ・Ⅱ    

在学生・卒業生からのMessage

患者さんの負担を軽減できるよう、生体に吸収可能な金属を研究し、
医療機器の開発を前進させたい。

 大好きな釣りをきっかけに、道具を改造すれば成果が上がるものづくりのおもしろさを実感し、大学で学びたいと考えました。

 工学プロジェクトコースは工学部全学科科目から履修が可能で、一番興味のある機械系に加えてコンピュータ、電気、ロボットなどと幅広く学べるところが魅力。特に印象に残っているのは、3年次にチームでものづくりに取り組んだ「プロジェクト」の授業です。私は主に設計を担当し、気圧差を利用してピンポン玉を発射する真空砲の製作に熱中しました。

 4年次からは、機械システム工学科の清水 一郎先生の材料強度研究室に所属し、マグネシウム合金の強度について研究しています。マグネシウム合金は血管を内部から押し広げる医療用ステントの新素材として期待されています。一般的なステントは金属製で生体に吸収されないのに対して、マグネシウム合金は生体に吸収されても問題がなく、手術で取り出す負担もないため、大きな注目を浴びています。

 私は血管に沿って曲げられ、血管の外からの圧力に耐えられるといった、開発に欠かせない機能を満たすため、実験を重ねています。材料の強度は安全性を確保するための土台です。実験のシミュレーションで準備を整え、試験機で最適な値を割り出すことが目標です。

 卒業後は大学院に進学し、研究を続けます。この研究は医療機器メーカーとの産学連携プロジェクトです。実用化に向け、新しい医療機器の開発に研究成果を役立てたいと考えています。

 

在学生(4年生)

後 公大
広島県立世羅高校出身

エンジニアへの「マニアック」は、ほめ言葉。
先生の教えが、プロ意識につながっています。

 4年間を通してものづくりを実践したいと考え、このコースを選びました。チームで協力しあい、企画段階から製作のすべてを体験できるのも大きな魅力。ロボットアームがモノをつかんだらLEDランプが光るという私のアイデアが形になったときには、大きな感動を味わいました。卒業研究では、ゴム人工筋用の制御弁の開発をテーマに弁を試作して、実験結果を解析。そのときの経験が、医療用のサポーターや支援ウェアの開発に取り組む今の仕事にもいきています。先生からの言葉で強く印象に残っているのは「エンジニアがマニアックといわれるのは、ほめ言葉だ」ということ。私もマニアックに究めて、頼られる存在になりたいです。性能を高めつつ、人の心と体に優しい製品の開発をめざします。

2015年3月修士課程修了

大野 歩
愛媛県立宇和高校出身
ダイヤ工業株式会社勤務(岡山県)

※在学生についての掲載内容は2019年3月時点の情報です。