工学プロジェクトコース

工学プロジェクトコース

工学部

工学部の学科の垣根を越えて「工学」を幅広く学びつつ、 「ものづくり」を追求できるコース。

工学プロジェクトコース3つのポイント

工学部全学科の科目から
興味のある分野を勉強できる
1年次から「ものづくり」を
豊富に経験して単位修得が可能
卒業研究は学科の枠を越えて
選択が可能

今、企業で熱望されている製品開発を統括するプロジェクトリーダーには、「幅広い工学知識」「ものづくりの実践力」「人間力」が要求されます。こうした力を身に付けるために、ものづくりを中心に据えた学科横断型の工学プロジェクトコースが誕生しました。1年次から3年次まで、「ものづくり」を主体としたプロジェクト科目と工学部全学科からそれぞれの志向に合わせた科目を横断的に学びながら次第に専門性を高め、4年次の卒業研究では、工学部の全研究室から選んで研究に取り組み専門性を深めます。少人数制で教員が一人ひとりを丁寧に指導し、着実な成長を支援します。興味のある分野を中心に学びつつも、工学全般の幅広い視野と知識を自然に身につけることができるのが魅力です。「ものづくりに熱中したい!」、そんな期待に最大限こたえるコースです。経済産業省「社会人基礎力を育成する授業30選」の教育プログラムです。

4年間の学びの流れ

1年次から、ものづくり演習がスタート

入門的なものづくりプロジェクト「プロジェクトセミナー」や「チュートリアルⅠ」で、工学系の基礎知識やものづくりの流れを学習。基本的なものづくりの技術や手順を身に付けます。

グループによる、ものづくりを実践

グループによる本格的なものづくりプロジェクトがスタート。
また2・3年次には、プロジェクトを進めるために必要となる管理、計画、実施方法などの知識を学びます。

プロジェクトに必須のプレゼン能力などを習得

実践力の習得だけでなく、コミュニケーション能力、チームメンバー間の調整力などを培います。
また、製作物について発表し、プレゼンテーション能力を身につけます。

希望する分野の卒業研究に取り組む

自分の進むべき方向を見定め、希望する分野の卒業研究に取り組みます。
卒業研究では、さらに高度な課題に取り組み、社会で必要なデザイン能力や問題解決能力などを習得します。

学ぶ領域・分野

ロボット

機械設計、アクチュエータ、ロボット制御、画像処理、通信技術、生体情報などの専門知識を学び、ロボットの設計・製作などを通して実践力を習得。社会的ニーズが高まるロボットプロジェクトに、ゼロから完成までチームで取り組む。

新エネルギー

バイオ技術などの専門知識に加え、太陽光、風力、水力といった電力に変わる発電についてのエネルギー発生や変換工学を学ぶ。ものづくりについて一連の流れを経験したうえで、新エネルギー開発などのプロジェクトに取り組む。

新材料開発

高分子化学、電子物性工学、材料工学といった専門知識に基づき、有機ELなどの新しい各種材料などについての知識を深める。新素材開発プロジェクトなどに取り組み、技能と実践力を身につけて管理、計画、問題解決などの能力を培う。

カリキュラム

選択科目 選択必修科目 必修科目

  1年次 2年次 3年次 4年次
基礎科目 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
統計学
物理学Ⅰ・Ⅱ
物理学実験
基礎化学
基礎化学実験
情報リテラシー
コンピュータ演習
プロジェクトセミナー
プロジェクトマネジメントⅠ プロジェクトマネジメントⅡ 卒業研究Ⅰ・Ⅱ
上記以外の工学部全学科の基礎科目
専門科目 チュートリアルⅠ
プロジェクトデザイン
チュートリアルⅡ
プロジェクトⅠ・Ⅱ
チュートリアルⅢ
プロジェクトⅢ・Ⅳ
工学部全学科の専門科目
専門関連科目   工業デザイン  
上級科目 上級数学Ⅰ・Ⅱ    

在学生・卒業生からのMessage

他に類をみないユニークさが魅力。“立体音響システム”を研究中

 工学部の全学科で開講される専門科目を幅広く学ぶことができ、オリジナルのプロジェクトを立ち上げて、“ものづくり”に関わることができるのが工学プロジェクトコースの大きな特徴です。

 私がこのコースを選択したのは、こうした工学部のどの学科が開講する授業でも、自由に選択して受講できるというユニークなカリキュラムに魅力を感じたからです。コースではプロジェクトごとにチームを組み、自分たちで企画・設計し実験するなど、ひたすら実践力を養う日々が続きました。
電子や機械、情報工学など、 個々の専門性を伸ばしながら、チームで協力してひとつのものを作り出すことに刺激を受けています。現在は、どこにいても正確に音の発生場所や距離、方向性などが分かる“立体音響システム”について研究中です。
 完成にはまだ課題も残りますが、ものづくりの楽しさや、協力することの大切さを改めて実感することができました。

 

在学生(4年生)

山口 翔一朗
熊本県熊本学園大学付属高校出身 

エンジニアへの「マニアック」は、ほめ言葉。
先生の教えが、プロ意識につながっています。

 4年間を通してものづくりを実践したいと考え、このコースを選びました。チームで協力しあい、企画段階から製作のすべてを体験できるのも大きな魅力。
 ロボットアームがモノをつかんだらLEDランプが光るという私のアイデアが形になったときには、大きな感動を味わいました。

 卒業研究では、ゴム人工筋用の制御弁の開発をテーマに弁を試作して、実験結果を解析。そのときの経験が、医療用のサポーターや支援ウェアの開発に取り組む今の仕事にもいきています。先生からの言葉で強く印象に残っているのは「エンジニアがマニアックといわれるのは、ほめ言葉だ」ということ。私もマニアックに究めて、頼られる存在になりたいです。
 性能を高めつつ、人の心と体に優しい製品の開発をめざします。

2015年3月修士課程修了

大野 歩
愛媛県立宇和高校出身
ダイヤ工業株式会社勤務(岡山県)

※在学生についての掲載内容は2020年3月時点の情報です。