
IBCTLはグローバルな基準で教育を考えるIB機構が発行する世界基準の教員資格です。
自ら考え、仲間と学んでいくような生徒を育てるための
自ら考え、生徒や仲間と学んでいく教員を育てるためのプログラムです。
IB教育は世界の小、中、高5000校以上で行われていますが、その教員養成はまだ始まったばかりです。
メルボルン大学や香港大学をはじめ、世界トップレベルの教員養成大学など世界では50以上の大学が取り組んでおり、
大学の学部でこのコースを設置したのは岡山理科大学が国内初です。
また、数学や化学の学びをさらに深める事ができるのは国内では岡山理科大学だけです。

IB(International Baccalaureate)は日本語で国際バカロレアと訳し、国際バカロレア機構(本部スイス・ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラムです。
探究型で生徒中心の学びを行うのがIBで国策として導入が決まっています。
現在日本で進められている教育改革とも内容が重なる部分が多く、このプログラムではIBの手法をヒントにより良い教育を目指し実践を通して学びます。
IBの目標は?
IBは世界の平和の実現に貢献する人材を育てるプログラムです。グローバル人材に求められる10の学習者像を目指して学習します。
IBCTLとは?
IB機構は国際的視野を持つ教員、学校のリーダーの育成に取り組んでいます。IBCTLはIBを実践的に学んだ成果を正式に認定するための資格です。

多面的・多角的に捉える
IBでは様々な視点から事象を検討することが重視されます。IB教育評価論などの授業ではIBを切り口に現在の教育の評価に関する課題を問い直すような活動が行われています。
例えば、宿題を出すことについて、当たり前のように思うかもしれませんが、生徒の自主性が失われるのではないかという議論があります。
様々な見方のあるテーマで物事を多面的・多角的に捉えるトレーニングの機会となります。
探究的なアプローチを学ぶ
IBの学びは探究がベースになっています。IBではほとんどが記述式で生徒がどのように考えるかが問われます。そのため、知識よりもどのような意見・考えを持っているかということが重要になります。プログラムの中でじっくりと議論することで、将来教室での議論を促せるような教員を目指します。
ICTを使いこなす
IBではテクノロジーを活用した学習が推奨されています。様々なアプリを活用して、将来教育の現場で活用できるようなスキルを身につけることができます。学校現場では、生徒にタブレットを持たせるなどのハード面での改善が行われており、それをどのように活用するかが今の教員には求められます。
IB教員養成プログラムでは、現場のICT活用をリードできるような教員を目指します。
リアルなIB教育の現場での実習
このプログラムでは理論だけでなく実践を重視しています。実習の授業ではリアルなIB教育の現場を見学し、IBの考え方を踏まえた授業実践をする機会を設けています。本物のIB教育に触れることで、今何が現場に求められているのかを再考する機会を提供します。
試行錯誤しながら、よりよい授業の実施の検討を行うことで探究的な授業の本質を学びます。



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