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201903/23(SAT)
学会・研究会

越境感染症の野生動物対策ー豚コレラとイノシシ、食肉類と狂犬病・エキノコックスー

時間13:00〜18:10場所今治キャンパス

越境感染症の野生動物対策ー豚コレラとイノシシ、食肉類と狂犬病・エキノコックスー

要旨:
 岡山理科大学獣医学部国際獣医教育研究センター主催で、現在中部地方を中心に重要な問題となっている豚コレラなどの感染症の野生動物対策に関するシンポジウムを開催することになりました。豚コレラのみならず、エキノコックス症、狂犬病を含めた人獣共通感染症のワクチン投与等の野生動物対策の歴史や国際的な対応を学ぶまたとないチャンスです。

 今回の国際シンポジウムは、国境を越えて日本に侵入する可能性がある、あるいは既に国内に侵入した感染症を取り上げ、それらの感染症の生態学的特徴、人や家畜及び野生動物での発生状況と対策について、4人の専門家を国内外から招き、それぞれの分野についてご講演いただきます。演者のご講演内容を通して各感染症対策の共通点と相違点を見出し、翻ってそれらをそれぞれの今後の対策に役立てることを目的としています。
 国際シンポジウム「越境性感染症の野生動物対策」では、最初に北海道立衛生研究所の八木欣平先生には、北海道で発生しているエキノコックスの発生状況と野生動物(キタキツネ)対策、衛生教育等についてお話しいただきます。

 北海道立衛生研究所の浦口宏二先生には、1956年の人での発生、1957年のネコでの同じく発生以降、国内では発生がないが、海外から侵入する可能性がある狂犬病の野生動物対策をお話しいただきます。

 野生のイノシシの豚コレラ対策を積極的に行っているドイツから疫学の専門家(Dr. Staubach)を招き、欧州における豚コレラの発生状況とそのコントロール、ワクチンの投与などについてご講演いただきます。

 日本獣医生命科学大学の青木博史先生には、国内の豚コレラのこれまでの発生状況と対策についてお話しいただきます。


     日 時 : 2019年3月23日(土)13:00から18:00
     場 所 : 岡山理科大学今治キャンパス
     講演者 : 八木欣平(北海道立衛生研究所)「本邦におけるエキノコックス症の現状と対策ー獣医学の視点からー」
         浦口宏二( 北海道立衛生研究所)「日本の野生動物と狂犬病」
         Christoph Staubach(フリードリッヒ・レフラー研究所)「豚コレラの空間疫学、サーベイランス及びコントロール:欧州の外観」
         青木博史(日本獣医生命科学大学)「日本における豚コレラの過去と現在」

    シンポジウムの詳細はリンク先でご確認ください。