日本物理学会の2022年秋季大会が本学のA1号館、A4号館、A5号館で開催されます。
大会の実行委員長は、基礎理学科の森嘉久先生です。また実行委員会のメンバーは理学部の基礎理学科の伊代野先生、田邊先生、新原先生、物理学科の長尾先生、渡邉先生、基盤教育の大熊先生、岡山大学の先生方が8名です。本学の物理系や宇宙科学系の先生方が参加しています。今回の物理学会は、2019年秋の山形大学での開催時以来の対面実施となります。現物理学会会長田島先生や実行委員メンバーの対面開催への熱い思いにより実現にこぎつけました。
また、本大会は、一部ハイブリッド/ハイフレックス方式で講演をオンラインで聞くことができます(登録が必要です)。会場となる教室に合わせたネットワークやPCなどのハードウェアの設定とZoom設定をしていきます。この複雑な設定や会場の運営を下支えしてくれているのが、アルバイトの学生さん達です。機器やソフトの設定から、調整まで頑張ってくれています。(感謝)
さて、通称『素核宇』と呼ばれる分野は、素粒子論、素粒子実験、理論核物理、実験核物理、宇宙線・宇宙物理の各領域を意味しています。
ここで、各領域の発表セッションのキーワードを以下に紹介します。
◎宇宙線・宇宙物理:
宇宙背景放射、重力波、高エネルギーγ/ν、宇宙線、相対論、理論宇宙物理、
宇宙X線γ線、太陽系・生成核種
◎素粒子理論:
TN法、符号問題、格子QCD、ν振動、弦理論と量子論、高次元理論、ブレーン、場の理論、現象論、フレーバー、ヒッグス、暗黒物質、計算素粒子物理、有効理論
◎素粒子実験:
ビームライン、ガス検出器、シリコン検出器、飛跡検出器、原子核乾板、光検出器、DAQ、トリガー、カロリメータ、粒子識別、ヒッグス、フレーバー、Bの物理、新粒子、SUSY探索、ニュートリノ、ミューオンの物理、コンピューティング
◎原子核実験・理論
ハイパー核、ハドロン構造、重イオン衝突、格子QCD、少数系・クラスター、中性子星・超新星、殻模型・平均場、集団運動・核分裂、重イオン反応、加速器・イオン源、不安定核、宇宙核物理、対称性、暗黒物質探索、二重ベータ/対称性
宇宙線、高エネルギー宇宙ガンマ線・ニュートリノ、ヒッグス粒子、宇宙論、重力波、素粒子検出器開発、ストレンジネスを含む原子核、超高密度核物質、ダークマター、重イオン衝突、宇宙核物理などについて、最先端・最新の研究結果について、発表並びに議論が行われます。いつも、若い研究者の発表が多いです。
日本物理学会2022年秋季大会(素核宇:素粒子論、素粒子実験、理論核物理、実験核物理、宇宙線・宇宙物理の各領域)
岡山理科大学A1号館、A4号館、A5号館