学生編2

学生編2

博物館のリーフレットを手作りした好奇心全開の恐竜女子

生物地球学部生物地球学科4年 安栖 遥(やすずみ はるか)さん

 恐竜に特化した大学博物館では国内初の施設として、今年3月に開館した「恐竜学博物館」。地元を中心に全国各地から家族連れが訪れて賑わいを見せています。「わあ、でっかい!」「こんな恐竜が地球にいたんだ!」と子どもたちは大喜びです。

 この博物館はメイン展示(C2号館1階)とサテライト展示1(C2号館3階)のほか、サテライト展示2と3がA1号館4階図書館と分かれているため、案内図が欠かせません。その案内図が入ったリーフレットを作ったのが安栖さんです。

もともと動物の骨格に興味

 鹿児島県出身で、祖父が屋久杉の加工販売をしており、小さな頃からその香りに魅せられ、植物に関心があったため植物・園芸コースを目指して理大を受験。ところが入ってみて「もともと動物の骨格にも興味があった」ことから、3年時には恐竜・古生物学コースに進みました。

小5から「イラストレーター」で創作活動

 その一方で、小学5年からグラフィックデザインソフト「Illustrator(イラストレーター)」を使いこなし、校内に掲示する標語ポスターを作成するなど、創作活動にも意欲的に取り組んできました。「シカとかヤギの角の形が好きで、よく描いていました。集中する時はずっとディスプレイに向かっていました」。美術部に所属しながら、スポーツ少年団で野球もやるという好奇心旺盛な少女時代。中学校ではバスケットボール部に所属して選手として活躍する一方で、アート系の趣味は進化し、イラスト制作ソフト「CLIP STUDIO(クリップスタジオ)」を駆使して、動物画などを描くようになりました。

 卒業研究は各地の博物館、動物園、水族館のパンフレット・リーフレットを収集して、構成やデザイン、ターゲットの年齢層などを分析し、統計的なデータとしてまとめることです。

 指導教員の林昭次講師、博物館長の石垣忍教授からリーフレット作成依頼が飛び込んできたのは、開館1カ月余前の今年2月。卒業研究のテーマとも一部重なることから挑戦することにしました。時間が限られた中で、まず全体は恐竜化石が発掘されるモンゴル・ゴビ砂漠のイメージで赤茶色をベースに、RPGの世界地図をモチーフにして、施設案内図を作成。RPGを参考にしたのは子どもたちが分かりやすいようにとの配慮です。

 そこへ順路1~4の説明ボックスを配置。それぞれの展示内容を記載し、プロトケラトプス、アロサウルスなど主な展示物の写真やドットで描いた絵などをあしらいました。

 当の来場者からは「手作り感があっていい」という声があれば、「エレベーター移動が分かりにくい」などの注文のほか、「表現が、小さな子どもたちには難しいのでは」との指摘も。

限られたスペース、情報絞り込みに苦心/第2弾、第3弾も予定

 A4判の巻き三つ折りサイズ。「スペースが限られているので、入れたい情報を削り込んでいくのがすごく難しかった」と安栖さん。第2弾、第3弾も予定されており、「来場した皆さんからの声も反映させて、今度は全く新しいものを作ってみたい」と目を輝かせています。

 そんな安栖さんを指導している林講師は「明るい性格で、ゼミではムードメーカーになっています。研究面においても、とてもやる気と責任感が強く、素晴らしい研究成果を出してくれるはずです」と期待を込めて話しています。

 当面は就活とリーフレット作成に追われそうな毎日です。頑張って!恐竜女子!

その他の理大っておもしろい!!学生編はこちら