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知能機械工学専攻の福川さん 国際会議で2度目の優秀発表賞受賞

2019.02.15更新理大レポート

  大学院知能機械工学専攻2年の福川展弘さんが1月26日、シンガポールで行われた国際会議でベストプレゼンテーション賞を受賞しました。機械・電気系を含めて幅広く環境問題へのアクセス手法の研究成果を発表する「第5回ICGT2019」で、2017年12月に香港であった機械系技術の国際会議に続いて、2度目の受賞です。
 
 発表内容は「特殊なアクチュエーターを用いた可搬型の柔軟なロボットアームの開発」。人体に取り付けて自分の腕が伸びるような感覚で、化学薬品のタンク内などを検査できるロボットです。ロシア、インド、韓国など福川さんを含めて12人の発表者の中から、見事、ベストプレゼンテーション賞を獲得しました。
  福川さんは工学プロジェクトコース出身で、今回が国際学会での発表は3度目。「まさか取れるとは思っていませんでした。人前で話すことが苦手で、しかも英語なのでうまく伝わるかどうか、毎回不安でした。今回は、スライドに書いていないことも含めて、聴衆の目を見ながらしっかりと説明できました。成長したかなと思います」と照れ笑いします。
 
 指導教員の赤木徹也・工学部知能機械工学科教授は「発表内容が分かりやすかったのと、斬新なアイデアを活かした装置が評価されたと思います。それを裏付けるように、他の発表者と違って、彼の発表には会場から質問が相次ぎました」と、教え子の活躍に目を細めます。
 
 4月からは愛知県にある大手機能機器メーカーに就職する福川さん。この経験を活かして社会でさらに飛躍してくれることでしょう。
   

  ベストプレゼンテーション賞を受ける福川さん

発表した検査ロボットを手にする福川さん(右)と赤木教授