经营学部
理系大学の経営学部で
"いま(これから)"の経営学を学んで欲しい。
新幹線や冷蔵庫、携帯電話にインターネット、これらは主に理系出身の素晴らしい技術者の方々が中心となって、『知』を結集して作り出してきたモノやサービスであり、技術革新、いわゆる『イノベーション』と呼ばれています。そのお陰で私たちはずいぶんと、いや世界で一番と言われる快適な社会の中で生活ができています。
しかし、時代背景も大きく変わり、現在の日本経済は、サービス業がGDP(国内総生産)の約7割を占めています。このような中、モノやサービスは、マーケティング主導による新たな経済的な付加価値を創造することが強く求められています。グローバル企業のグーグルやスターバックス、アップル、日本企業でもソフトバンクや無印良品、ニトリなど、これらを実現できた企業の躍進が目立っており、いわゆる勝ち組となっています。つまり、現代社会のイノベーションは、従来の技術革新から、新しいサービスやアイデアから生み出される『経済的な付加価値の創造』へと、意味合いが移り変わってきています。
私たちは、即戦力という安易な表現ではない「本物」の力をつけてほしい、そのために、イノベーションを起こすとはどういうことかを、企業や自治体の現場の方と本物の問題解決に取り組む中で体得させ、データでものごとを判断していく"いま(これから)"の経営学を極めさせたい、との想いを持っています。 新しい価値の創造には、文系とか理系とかは意味を持ちません。だからこそ、文系的領域のマーケティングと理系的領域のデータサイエンスの両方が学べるユニークな経営学部を理系大学の中でつくりたかったのです。
これらから、岡山理科大学経営学部では、文系や理系の壁を取っ払った「経営を科学する」教育を行います。経営学は、実に身近な学問であり、かつダイナミックで裾野が広い学問でもあります。"企業"は、経済に連動して日々動き、進歩しています。逆に言えば、それだけ研究テーマが日々増えていることになります。
岡山は、ここ近年の消費者の国産志向の高まりから、岡山産のデニム生地・製品の質の良さから海外での評判が高まっており、ファクトリーブランドが続々と立ち上がるなど、非常に注目を集めている地域です。是非、このような伝統とトレンドが混在する岡山の地で、"いま(これから)"の経営学を一緒に、そして真剣に学んでみませんか。
経営学部長 山口 隆久