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国際会議で修士学生(化学科卒業生)が研究成果を発表しました

2026.09.16更新学科レポート
[化学科]

国際会議で修士学生(化学科卒業生)が研究成果を発表しました

2026年9月6日~11日に札幌コンベンションセンターで開催された「11th International Congress on Ceramics(ICC-11)」において、無機物質化学研究室に所属する修士課程の学生3名(いずれも化学科卒業生)が、英語によるポスター発表を行い、研究成果を報告しました。本会議は、セラミックスを中心とする無機材料分野の研究者が国内外から集まり、最新の研究成果について議論する国際会議で、隔年で開催されています。今回も、エネルギー、環境、エレクトロニクスをはじめ、さまざまな分野に関係するセラミックス・無機材料の研究成果が発表されました。

修士2年の井上さんは、「Effect of Rare-Earth Elements on Phase Formation in Ta-Based Perovskite-Type Oxynitride RTaON2」という題目で、当研究室で開発したアモルファス前駆体と還元窒化法を用いた、従来法では合成が困難なペロブスカイト型酸窒化物の合成について発表しました。修士1年の永田さんは、「Synthesis of Pyrochlore-Type Oxyfluoride Na2Ta2O5F2 via Solution-Derived Oxide Precursors and Low-Temperature Fluorination Using Solid Fluorine Sources」という題目で、溶液法で作製した酸化物前駆体と固体フッ素源を用いた新しい酸フッ化物の合成について発表しました。また、同じく修士1年の万代さんは、「Relationship between La:(Ti,Mg) Ratio and Optical Properties in Perovskite-Type Oxynitride LaTi1-xMgxO2+2xN1-2x (x = 0, 1/4, 1/2)」という題目で、ペロブスカイト型酸窒化物の組成と光学特性の関係について発表しました。3名とも今回が初めての国際会議での研究発表でしたが、事前に英語によるポスターの作成や研究内容の説明について繰り返し練習を重ね、当日は国内外の研究者や学生に対して、落ち着いて研究内容を説明しました。発表では英語による質問も寄せられ、緊張する場面もありましたが、それぞれが自らの研究内容について考えながら応答し、無事に発表を終えることができました。

今回3名が発表した酸窒化物や酸フッ化物は、酸素以外の元素を結晶構造に取り入れることで、従来の酸化物とは異なる性質や機能の発現が期待される材料です。学生たちは、こうした新しい機能性無機材料の合成や特性評価に取り組んでおり、今回の国際会議では、日頃の研究成果を国内外の研究者に直接伝え、専門的な意見交換を行う貴重な機会となりました。化学科では、卒業研究から大学院での研究へと発展させながら、学生が自ら研究を進め、その成果を国内外の学会で発表する機会を大切にしています。今回の国際会議での経験も、3名にとって研究への理解をさらに深めるとともに、研究成果を英語で発信する力を養う有意義な経験となりました。

国際会議で修士学生(化学科卒業生)が研究成果を発表しました