コンピュータと数学の基礎を学ぶ
情報を扱う上で必要となる基礎的な数学を学び、コンピュータの操作方法からプログラミングまで、コンピュータサイエンスの学習の土台をつくります。
高度情報社会において、情報科学に関する基本的な知識を身につけ、モノづくりの現場や、社会のさまざまな場面で活用できる能力が求められています。情報科学科では、こうした能力の基礎となる、コンピュータの原理の理解、プログラムの作成技術、そして情報と人間の関わりの考察、これらに主眼を置いた人材育成を行っています。「ビッグデータ」「Web・モバイル」「情報数学」「デジタルメディア」の4コースを設置し、少人数クラスで情報科学の基礎から最新のITまでを習得。社会・生活に応用する手法や情報の解析・分析の方法、およびその効果的なシステム構築などを学びます。福祉や教育にも応用できるゲームなどのコンテンツ制作者、多彩な業界で活躍できるデータサイエンティスト、スマートフォンなどモバイル機器のソフトウェア開発者、情報アナリスト、数学教員などの育成をめざします。
情報を扱う上で必要となる基礎的な数学を学び、コンピュータの操作方法からプログラミングまで、コンピュータサイエンスの学習の土台をつくります。
共通数学科目のほか、コースの専門科目が本格的にスタート。
各コースの選択必修科目を履修しておくことが、コース選択の必要条件となります。
「ビッグデータ」「Web・モバイル」「情報数学」「デジタルメディア」の4コースからひとつを選択し、専門的に学びます。
研究室に所属し、指導教員や研究室の仲間とともに卒業研究に取り組みます。
大学院進学も含めた、ITに関わる業界をめざします。
基本情報技術者試験合格に向けた基礎科目や、情報処理関連の仕事に必須となる科目を履修。応用情報技術者の資格取得もめざす。
画像処理技術やWebシステム開発、モバイル情報機器ソフトウェア開発、ビッグデータの解析などの技術について、コースごとに学ぶ。
CGや音楽情報処理の基本知識を学び、デジタルゲームに応用される技術や知識などを習得する。
Web上におけるサービスコンピューティングとモバイルコンピューティングの技術を履修。データの特性を見つける方法なども学ぶ。
高等学校(数学・情報)および中学校(数学)の教員免許状を取得するための科目。4つの、どのコースでも履修できる。
ビッグデータを解析し分析するために、統計や情報技術の基礎の上に、機械学習や可視化、データマイニングなどのデータ解析手法を学ぶ。
選択科目 ▲★◆■=コース必修科目 △☆◇□=コース選択必修科目 必修科目
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | ||
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共通科目 | 情報 | 情報リテラシー 電子計算機概論 プログラミング基礎 情報処理入門 情報システム概論 応用プログラミングⅠ・Ⅱ |
データベース(★) コンピュータグラフィックス(◇) アルゴリズムⅠ・Ⅱ データ構造Ⅰ・Ⅱ 基本情報処理 |
情報セキュリティⅠ・Ⅱ 離散数学Ⅰ・Ⅱ オペレーティングシステム プログラミング言語 |
卒業研究Ⅰ・Ⅱ |
数学 | 基礎数学Ⅰ・Ⅱ 基礎解析Ⅰ・Ⅱ 線形代数Ⅰ・Ⅱ |
解析演習Ⅰ・Ⅱ | 代数演習Ⅰ・Ⅱ | ||
専門科目 | ビッグデータ(◆◇) | データサイエンス(◇) データ解析プログラミング(◇) 統計(◇)/確率(◇) |
AI ビッグデータⅠ・Ⅱ(◆) |
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Web・ モバイル(★☆) |
Web技術(☆) | WebプログラミングⅠ・Ⅱ(☆) モバイルプログラミング(☆) コンピュータネットワーク(☆) |
ネットワーク技術論(☆) Webデザイン(☆) Web・モバイルⅠ・Ⅱ |
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情報数学(■□) | 解析Ⅰ(■) | 解析Ⅱ(□) 代数Ⅰ(■)/代数Ⅱ(□) 微分幾何(□) |
数理統計/数値解析 応用数学 位相幾何 情報数学Ⅰ・Ⅱ(■) |
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デジタル メディア(▲△) |
ゲーム概論(▲) | ゲーム設計の技術(△) 音のデジタル表現(△) デジタル映像表現(△) |
インタラクティブユーザインターフェース ゲーミフィケーション デジタルメディアⅠ・Ⅱ(▲) |
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入門/その他 | 共通 | 情報科学概論/情報と職業 インターネット入門 アルゴリズム入門 情報関連法学 |
基本情報処理 | 情報社会論 特別講義Ⅰ・Ⅱ |
塚原 あすみ
岐阜県 聖マリア女学院高校出身
数学の教員を目指しつつ情報系の勉強もしたい…。そんな欲張りな私が出会ったのが理大の情報科学科でした。
「理大」という通り理系学部はほぼすべてそろいますが、教育学部を併設していて教員採用試験対策も万全。私のように教員を目指す学生も多く、現場経験豊富な先生や教育を研究する先生方が大勢在籍していることも魅力でした。実際、恵まれた環境のなか、教員をめざしながら情報系の知識を得ることができ、満足しています。
現在は、子どもから大人まで使える学習アプリ開発に挑戦中です。数学とプログラミング両方の知識が求められる難しい研究ではありますが、やりがいは十分。毎日楽しく取り組んでいます。
卒業後は、地元で数学の教員として働く予定です。大学で学んだことをいかして、生徒に寄り添うことができる教員になりたいと思います。
三島 諒大
広島県 並木学院福山高校出身
KLab株式会社勤務(岡山県)
ゲームのデザインや開発技術を学びたくて、情報科学科を志望。英語のテキストを訳しながら、ゲームをおもしろくする考え方を学びました。また、チームで協力して、ゲームソフトを創り上げたときに味わった感動は忘れられません。
卒業研究で取り組んだのは、ゲーム開発を支援する人工知能(AI)についてです。たとえば対戦ゲームであれば、敵が強すぎないか、AIによる強化学習で最適なレベルを見つけ出すというテーマ。英語の参考論文を読みながら、自ら道を切りひらくタフな姿勢を身につけました。
現在はスマホゲームの開発が主な業務です。エンジニアとして完成度を高めつつ、新しい発想を形にして、大勢の人に遊んでもらえるゲームを世の中に送り出したいと考えています。
※在学生についての掲載内容は2020年3月時点の情報です。