岡山理科大学では1期生47名、2期生25名の合計72名がIBCTLを取得しました。学部ごとの取得状況は、理学部50名、総合情報学部(現情報理工学部)3名、生物地球学部7名、教育学部11名となっています。多くの学生が卒業後、教員採用試験を受け、公立や私立の学校で働いています。
I B 教員養成プログラムでの学びは一般的な教員養成ではできないユニークな学びで以下の2名の卒業生が語っているように、教員採用試験の面接でもアピールにつながったそうです。

私は、東京で開催されたワークショップに参加して、IB数学を教える資格を得ました。ワークショップでは、大学入試やセンター試験で出るから押さえておこうという今までの授業とは、まったく異なるものでした。数学の根本的な概念、なぜ0や1が存在した、なぜ微分積分ができたのか等を探究します。数学は暗記科目ではないのです。眞砂先生の言う、IB教育は外から力を加えてこりをほぐすマッサージでなく、自分自身でこりをほぐすヨガという例えは的を射ています。生徒自ら問題を考えて、解いた問題を友だちに教えてあげる。
それじゃ教員の私は何をするかというと、補助する、サポートする。「なぜそうなるの?」「なぜその答えが出てきたの?」「なぜ君はそう考えたの?」というこの「なぜ?」が重要なのです。
岡山理科大学でIB教員養成をスタートすると聞きました。在学中にワークショップに行かずに取得できるのですから、OBとしてもうらやましく思います。本当に教員になろうと思っているなら、IB校に行っても対応できるし、IB校でなくても役に立つ。今の高校生が教壇に立つころには、センター試験は存在しなくなって ます。いままで高校や塾でやってきたことから大きく方向転換する可能性があります。政府も日本語DPを導入し、200校の認定をめざしているのですから。

学校法人 広島加計学園
英数学館高等学校 教諭
隅田 晃司
理学研究科 応用数学専攻 2007 年修了