DX推進における知識・技術を習得し、
豊かな未来を創る人材を育成
DIGITAL TRANSFORMATION
更新日:2025年4月1日
岡山理科大学では、ビジョン2026(改訂版)の7番目の柱に基づき、DXに関する基礎的な知識やスキルを身につけ、DX推進に対して理解と関心をもち、将来の社会でDXを主体的に推進できる能力を育むことを目的とした本学独自のプログラムとして「DX推進人材育成プログラム」を立ち上げました。
本プログラムには、「リテラシーレベル」とその上位の「標準レベル」があります。リテラシーレベルを修了した人は、引き続き標準レベルの科目を履修することにより、より高い知識・能力を身につけられるようになっています。
本プラグラムは、2024年度入学生以降*のブランド・プログラムとして編制されており、それぞれのレベルの修了に対して、修了証書が授与されます。リテラシーレベルとその上位の標準レベルがあり、個々のレベルや専門に応じて学ぶことができます。
本学のDXに関連する専任教員や業界専門家によるゲスト講師を通じて、実践的な知識を深めます。
本プログラムを修了した学生には、認定証(オープンバッジ)が授与されます。
本プログラムには、リテラシーレベルとその上位の標準レベルがあります。
科 目 | 概 要 | 単位数 | 年時期 | 授業形式 | 必・選 | 備考 |
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基盤教育科目 | ||||||
データを読みとく | 統計や確率、データについて数学的な視点から学ぶ | 2 | 1 | オンライン・対面 | 選択 | 注1 |
技術を読みとく (データサイエンス) |
数理・データサイエンス・AIの活用についての基礎を学ぶ | 2 | 1 | VOD | 選択 | |
社会を読みとくA (社会に潜む罠を知る) |
セキュリティ・モラル・コンプライアンスなどについて 具体的な事例から学ぶ |
2 | 1 | オンライン | 選択 | 注2 |
社会を読みとくB (はじめてのDX) 【同窓会寄付講座】 |
DXの背景、活用されるデータ・技術、その活用について学ぶ | 2 | 1 | オンライン | 選択 |
科 目 | 概 要 | 単位数 | 年時期 | 授業形式 | 必・選 | 備考 |
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基盤教育科目 | ||||||
経営とDX | DXによる企業活動のさまざまな課題解決プロセス、新しいビジネスモデルの発現、競争優位に与える影響などを学ぶ | 2 | 2 | VOD | 選択 | 注3 |
DXと技術 | DXを実現する工業技術やデジタル技術について、建設業をはじめとするさまざまな業界での実例を通して学ぶ | 2 | 2 | VOD | 選択 | |
専門教育科目 | ||||||
経営工学 (工学部専門関連科目) |
工学分野の技術や考え方を応用し、 経営に関する問題を解決する方法を学ぶ |
2 | 2 | オンライン | 選択 | 注3 |
科学技術倫理 (工学部専門関連科目) |
科学技術を幅広い視点から理解し、技術者として異分野とも協働しながら 倫理的に振る舞うための主体性や協調性を身に付ける |
2 | 2 | 対面 | 選択 | |
技術マネジメント (工学部専門関連科目) |
技術開発や新商品開発において、企業や社会の求める目標設定や 戦略立案ができるリーダーとしての能力を養う |
2 | 3 | 対面 | 選択 | |
AIプログラミングⅠ (情報理工学科) |
Pythonを利用してプログラムの作成や演習を行う | 2 | 2 | 対面 | 選択 | |
AIプログラミングⅡ (情報理工学科) |
Pythonのライブラリとクラスの利用及びデータ表現との関係を学ぶ | 2 | 2 | 対面 | 選択 | |
経営戦略 (経営学科) |
企業経営の重要な柱である経営戦略の基礎理論を中心に学習し、 ビジネスにあたって重視すべき実務内容の考察に反映させる |
2 | 2 | 対面 | 選択 |
(注1、注2)
リテラシーレベルの修了のためには、注1から1科目以上、注2から1科目以上、計2科目以上を修得すること
(注1)の「技術を読みとく」、(注2)の「社会を読みとくA」、「社会を読みとくB」については、( )内のテーマ名が異なる授業が複数用意されていますが、科目としては1つしか履修できませんので、注意してください。つまり、「技術を読みとく (データサイエンス)」を例にいえば、これを履修した場合は「技術を読みとく (科学と環境・SDGs)」が履修できません。逆に、「技術を読みとく (数学の仕組みを読みとく)」を履修しようと思う人は「技術を読みとく (データサイエンス)」は履修できないことになります。これら3つの科目については、取りたい科目との関連をよく考えて履修するようにしてください。
(注3)
標準レベルの修了(DX 推進人材育成プログラムの修了)のためには、リテラシーレベルの修了に加え、標準レベルの科目の中から3 科目以上を(6 単位以上)修得すること
* 2025年開設の医療技術学科は「経営とDX」と「DXと技術」は取れませんので、他の標準レベルの科目を履修してください。
本プログラムを修了した学生には、認定証がデジタルバッジ(OPEN BADGE)で授与されます。
経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)がまとめた「デジタルスキル標準」(経済産業省のページ|情報処理推進機構のページ)では、DXの重要性やその専門性をもった人材の育成の必要性について、内閣府がまとめた「AI戦略」では、IT人材不足の状況下に対応すべく関連人材育成のための教育の必要性が示されています。実際の企業等においても、DXを積極的に推進できる人材が強く望まれています。
オープンバッジは、世界共通の技術標準規格に沿って発行されるデジタル証明・認証です。物ではなく、データとして授与され、自分専用の「オープンバッジウォレット」で一元管理されます。授与されたオープンバッジは、SNSでの共有ができるほか、後述する資格に対するオープンバッジであれば、その内容証明としても使用されます。