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言葉を越えて伝える力 ~趙研学生たちの挑戦~

2025.10.28更新学科レポート
[情報理工学科]

言葉を越えて伝える力 ~趙研学生たちの挑戦~

写真1 実機を用いて説明する平田くん

情報理工学科 趙研究室

 10月23日(木)に、岡山市のSDGs・ESD推進課のご依頼により、コロンビアからの訪問者が本研究室に見学に来られました。
 来訪されたのはESD岡山アワード2025受賞事業「カンブレ(若者主導の持続可能な解決策のための地域学習インキュベーター)」の実施団体、全コロンビア高等教育法人 National Unified Corporation of Higher Educationの代表者の方です。

 この団体はコロンビア全土の中等教育以上の学生や、学校に通っていない若者に対して技術教育を行い、起業や収入獲得、大学進学への道を支援している素晴らしい組織です。その理念を伺い、趙研究室の学生たちは深く感動し、少しでも力になりたいと趙研共々思っていました。
 一方で、代表者の方が英語のみを話されるとのことで、市役所の担当者から「対応はすべて英語になります」と事前に伝えられました。趙研究室の学生の中で、国際学会で英語による口頭発表を経験しているのは修士2年の田原さんのみで、修士1年の田村くんと平田くんはVOD形式での発表経験がある程度、4年生の牛上瑠星くん、高須啓太くん、小野理仁くん、村上眞理くんは今回が初めての英語発表でした。果たして自分たちの研究を英語でうまく説明できるだろうかと、指導教員として少しは心配もありました。

 しかし学生たちはこの機会を大切に捉え、事前準備から当日の対応まで自発的に取り組みました。英語のパワーポイントを作成し、一人ひとりが自分の研究を英語で説明する姿はとても頼もしく感じられました。私自身は「パワーポイントでなくてもよい」「英語は片言でも大丈夫」と声をかけていたのですが、学生たちは期待をはるかに上回る熱意で準備を進め、堂々と英語で発表してくれました。この経験は、語学力の向上だけでなく、国際的な視野や「伝える力」を育む貴重な学びの機会となりました。今後も学生が主体的に挑戦し、世界とつながる教育を推進したいと思っています。

 ここからは、趙研究室の見学の様子を修士1年の田村優貴と平田俊介が感想とともに報告します。

 【田村くん】
 見学時、英語での説明が必要であったため、事前に発表原稿や発表時の配置、流れなどを練り合わせて、より分かりやすい説明ができるようにみんなで入念に準備させていただきました。

 当日は、私がトップバッターに発表させていただいたため、かなり緊張いたしましたが、4月から3か月の間、台湾の留学生と英語で会話をさせていただく機会や8月に国際学会に参加させていただいた経験から、英語で説明することへの抵抗は以前ほど感じることなく、実機を用いながら説明することができました。また、実際に体験していただき、とても良いリアクションを頂くこともできました。修士2年の田原さんや修士1年の平田君は、国際学会を経験しており相手にわかりやすく写真や実機を用いて説明していたため、自分もより相手に伝わりやすくする工夫をすべきだと強く感じることができました。

 また、4年生は英語での発表が今回初めてで、非常に緊張している様子でしたが、事前に英語原稿の確認や発表練習など、入念に準備を行っておりました。そのため、4年生それぞれが自分の言葉でしっかりと説明できており、英語で自分の研究を紹介するよい経験になったのではないかと思います。来年には、平田君と私は国際学会を控えているため、今回の経験を次に生かせられるように準備をしていこうと感じることができました。

 今回の見学を通じて、国際学会に参加する意味を強く感じることができました。英語で説明することへの抵抗をなくすことが何よりの経験になると思いますので、これからも精進していきたいと感じる良い経験になりました。

【平田くん】
 前日の準備段階ではどういった配置がいらっしゃる方にとって見やすいのか、どのような発表をすれば楽しく理解していただけるのかといった点を重視しながら、趙研究室担当する学生7人で話し合いつつ研究室の模様替えや、発表の準備を行いました。発表当日は緊張しつつも全員が英語での研究説明を行い、実際にロボットを動作させたり、触ったりしていただきました。
 自分もいらっしゃる直前にはかなり緊張し、うまく説明できるか不安な気持ちがありました。しかし、3か月前には台湾からの短期留学生を研究室で受け入れ、日々のコミュニケーションは英語を交えながら行い、その後国際学会での発表を経験しており、英語への恐怖は以前ほど無く、比較的良い雰囲気で話すことができました。
 今回の見学では、実際の学会と異なり、見学の方との距離が近く、一対一と英語で会話することができました。その経験を通して、英語に対する苦手意識が和らぎ、自信を持てるようになったと実感いたしました。今後また、国際学会に出る予定のため、このように英語力を日々鍛えていきたいと考えております。

 

言葉を越えて伝える力 ~趙研学生たちの挑戦~

写真2 実際に体験しながら説明する田村

言葉を越えて伝える力 ~趙研学生たちの挑戦~

写真3 構造について説明する田原さん

言葉を越えて伝える力 ~趙研学生たちの挑戦~

写真4 犬の模型を用いながら説明する高須君

言葉を越えて伝える力 ~趙研学生たちの挑戦~

写真5 実機を用いて説明する小野くん

言葉を越えて伝える力 ~趙研学生たちの挑戦~

写真6 実機を用いて説明する牛上君