「ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ」という格言で有名なサミュエル・ジョンソン博士は18世紀英国の文学者でした。博士が作った『英語辞典』(写真1と2)は1755年に出版され、『オックスフォード英語辞典』(Oxford English Dictionary)(写真3)が1928年に主版されるまで、最も権威のある英語辞典でした。ジョンソン博士の辞書は過去の文学作品や学術書から例文を持ってきたりしていますが、単語の定義には、「lexicographer(辞書編集者)」=「辞書を書く人。文章を書き写し、言葉の意味を説明する仕事をこなす無害の人」(‘A writer of dictionaries: a harmless drudge, that busies himself in tracing the original, and detailing the signification of words’)と、ジョンソン博士の価値観が垣間見えるものもあります(busyは動詞として使われています)。
教育学部では、このジョンソン博士による『英語辞典』と『オックスフォード英語辞典』の二つを所有しています。これらの辞書の読み方も学ぶことができ、英語の歴史や英語文学を読むために必要な知識や情報(当時の英語の意味や使用方法の例など)を得られます。是非、教育学部で英語の魅力を一緒に勉強してみませんか?