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「職場の空気感が肌で分かった」と情報工学科の碩さん/コーオプ教育の報告会開催
2022.12.12更新理大レポート
オンラインも利用して開かれたコーオプ教育の報告会
工学部情報工学科4年の碩鉄平さん
「今後も引き続いて実施していきたい」と述べる平野学長
2022.12.12更新理大レポート
オンラインも利用して開かれたコーオプ教育の報告会
工学部情報工学科4年の碩鉄平さん
「今後も引き続いて実施していきたい」と述べる平野学長
今回が理大で工学系では初めての本格的なコーオプ教育プログラムの実践例。報告会ではまず、平野博之学長があいさつの中で、「本学では理工学系のコーオプ教育の実績はあまりないが、産業界でもその重要性が指摘されており、今後履修を呼び掛けていきたい」と述べました。
続いて、タカヤ株式会社側から碩さんが取り組んだ業務について説明がありました。
碩さんは今年8月22日から1カ月間、タカヤ株式会社のRF事業部とソリューション事業部で業務に従事。RF事業部では、万引き防止用の防犯ゲートの発報検査や商品に取り付ける自鳴タグが、プログラミング通り機能するかどうか一つずつチェック。ソリューション事業部では、非接触通信のRFIDリーダライタを制御するソフト開発にも携わりました。
報告会で碩さんは、こうした業務内容を紹介するとともに、ここで出会ったウエブアプリケーションのフレームワーク(Django)を活用して、岡山の音楽活動者専門の情報サイトを立ち上げ、地元の音楽シーンを活性化させる方策を卒業研究にまとめているところで、その中間報告も行われました。
碩さんは「卒業研究にもつながったし、この経験を通して成長できたと思っています。職場では社員と同じように扱ってもらったので、実際の仕事場の空気感が肌で分かりました。大学では学べないことがいろいろ体験できて、とても満足しています」と話しています。
最後に平野学長は、「皆さんに支えられて、コーオプ教育が行えるところまでこぎつけられた。碩さんにとっても非常に貴重な学びだったことがよく分かった」と述べ、今後もタカヤ株式会社とこのプログラムを進めていきたい意向を表明。また、タカヤ株式会社が所在する井原市と理大は包括連携協定を締結していることから、このプログラムの推進にあたっては、井原市との連携も視野に入れていることを明らかにしました。
Cooperative Educationの略。大学の専門教育と就業経験を組み合わせて、実戦的な専門能力と社会人としての基礎的な力を身に付ける教育プログラム。有給で、学生は企業の指導者の下で、責任をもって日々の仕事に取り組むことになる。大学は成果を評価して単位認定する。米国で100年以上前から行われている。